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日本大使館の前に大学生「慰安婦像を死守」

日本大使館の前に大学生「慰安婦像を死守」

Posted January. 04, 2016 07:49,   

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5日目。比較的暖かかったが、風を遮るもののない通りのど真ん中で、空気は冷たかった。昨年12月30日の韓日慰安婦交渉の結果に反対して座り込みを始めた大学生数十人は、慰安婦像の隣で5日目の朝を迎えた。

ソウル大学生キョレハナ、青年ハダ、青年独立軍、平和ナビ・ネットワークなど進歩大学生の団体で構成された「日本軍慰安婦問題 韓日協議案廃棄に向けた対策委員会」の大学生たちは、昨年12月30日の水曜集会の後から今まで座り込みをしている。当初約30人だった参加人員は週末を迎えて50人余りに増えた。彼らは市民に韓日協定が不当であることを伝え、慰安婦像守護への参加を呼びかけていた。

新年最初の週末を迎え、彼らを応援する多くの市民が訪れた。米西部地域で慰安婦像の建設を主導した加州韓米フォーラム(KAFC)のチェ・ウォンさん(25)は、「『慰安婦像の撤去や移転は絶対にできない』という思いでここに来た。米国現地でも今回の交渉は間違っていると見ており、慰安婦像が撤去されるのではないか憂慮している」と語った。海外の慰安婦像は、2012年7月、米カリフォルニア州のグレンデール市立公園に初めて建てられた。

慰安婦被害者のためのチャリティ公演をしているビョン・ミソルさん(14・イェウォン中学2年)は同日午後2時30分頃、フルート公演をした。韓服を着てアリランを演奏したビョンさんは、「慰安婦像は撤去されてはならない」と涙声で言った。2日には、慰安婦被害者のキム・ボクトンさんが学生を激励した。

市民は、慰安婦像を背景に記念写真を撮ったり、慰安婦像の撤去を反対する応援メッセージを残した。「慰安婦像の握られたこぶしは、まだ広げられていない」、「歴史学徒として来るのが遅すぎた。おばあさん、がんばってください」など、慰安婦像の足もとには市民のメッセージが書かれたメモがぎっしりと貼られていた。一部の市民はカイロや缶コーヒー、毛布などを学生に渡した。

警察は、座込みの周辺で神経を尖らせている。慰安婦像の周辺は、水曜集会を除いて日本大使館から100メートル以内の集会が原則的に禁止されている区域だ。昨年12月31日に大学生30人が日本大使館でデモをしたため、緊張を解くことができない状況だ。警察関係者は、「寝袋を持ち込もうとして一時衝突があったが、その後は特に衝突はない。万一の事態に備えるために注視している」と話した。



whalefisher@donga.com