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政府、関東大震災時に殺害された40人の身元を初めて確認

政府、関東大震災時に殺害された40人の身元を初めて確認

Posted December. 16, 2015 07:45,   

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日本植民地時代に朝鮮人の集団虐殺事件が起きた1923年の関東大震災当時の朝鮮人被害者の名簿を、わが政府が初めて検証し40人の犠牲者を公式確認した。政府レベルで公信力を認めた初の資料となる。今後、日本政府などに対する真相究明要求や訴訟などの法的争いにおいて、主要証拠資料になるものとみられる。

首相所属「対日抗争期の強制動員を巡る被害調査や国外強制動員犠牲者などへの支援委員会」(委員長=パク・インファン)は、「日本震災時の殺害犠牲者名簿」について、昨年3月から12月にかけて検証を行った結果、名簿に収録された286人中30人が、関東大震災の殺害犠牲者であることが、政府レベルで最終確認されたと15日明らかにした。犠牲者らの本籍地を訪問して、出向調査を行っていたところ、名簿にない犠牲者10人が追加で分かり、計40人の大震災虐殺犠牲者を最終的に確認した。

「日本震災時の犠牲者名簿」は、李承晩(イ・スンマン)政府が1953年、被害届けをまとめたものであり、2013年6月、駐日韓国大使館の新築移転準備中に「日本植民地時代の徴用者名簿」と「3.1独立運動の殺害犠牲者名簿」とが一緒に発見された。そのため、委員会は昨年初頭から該当名簿について検証調査を行ってきた。委員会は昨年から、犠牲者名簿に登録された人のうち、61人について調査し、30人を殺害犠牲者と確定し、1人は「該当なし」、30人は追加調査が必要だと判断した。追加確認された10人を含めた殺害犠牲者40人の出身地域は、嶺南(ヨンナム)地方に集中している。慶尚南道(キョンサンナムド)が24人、慶尚北道(キョンサンブクド)が13人、全羅南道(チョンラナムド)が1人、済州(チェジュ)=1人、忠清南道(チュンチョンナムド)=1人の順だった。



eulius@donga.com