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シュティーリケ号のGK3人、来シーズンは新天地へ移籍が濃厚に

シュティーリケ号のGK3人、来シーズンは新天地へ移籍が濃厚に

Posted December. 12, 2015 07:27,   

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昨年のブラジルW杯で韓国のゴールマウスを任されたGK鄭成龍(チョン・ソンリョン=水原・30)と金承奎(キム・スンギュ=蔚山・25)の日本Jリーグ進出が、近く実現しそうだ。ブラジルW杯でベンチメンバーだった李範永(イ・ボムヨン=26)も所属クラブの釜山が来シーズンにKリーグ・チャレンジ(2部リーグ)降格が決まり、移籍説が持ち上がっている。このため、ブラジルW杯で代表メンバーとして活躍したGK3人が、来年はいずれも新天地で活躍する可能性が出てきた。

鄭成龍は、すでにJリーグの川崎フロンターレから移籍の公式提案を受けている。今シーズンを最後に、水原(スウォン)との契約が終わって自由契約選手(FA)になる鄭成龍は、川崎と契約の詳細条件について交渉を進めている。かなり以前から海外進出を希望してきた鄭成龍は、30を過ぎた年齢を考えると、この先、多くの機会が残っているとは思っていないため、Jリーグへの移籍に積極的だ。鄭成龍と水原は、前回の契約で「海外進出を推進する時は、クラブが協力する」という条項を契約書に盛り込んだという。鄭成龍は、「海外リーグへの移籍は子どものときからの夢だった。Jリーグへの移籍が確定したわけではないが、行くことになれば選手生活の転機になるだろう」と話した。

金承奎は、蔚山(ウルサン)との契約が1年残っているが、「海外に進出したい」との意向をクラブに表明している。金承奎には、Jリーグのヴィッセル神戸が関心を見せている。ヴィッセル神戸は、蔚山が拒否しづらいほどの移籍金を提示した。蔚山は、金承奎ともっと話し合うとしているが、海外進出への決意を曲げない場合、手放す方針だ。金承奎を強く引き止めようとしない尹晶煥(ユン・ジョンファン)蔚山監督(42)が金承奎の移籍に備えてJリーグ2部のセレッソ大阪でプレーしている金鎮鉉(キム・ジンヒョン=28)の獲得を検討しているという。

鄭成龍と金承奎がJリーグ進出に意欲的なのは、中国のスーパーリーグと殆どの中東リーグがGKポジションへの外国人選手の獲得を禁じているからだ。

李範永は、釜山との契約期間が残っているが、チームの2部降格で新天地を探す可能性がある。とくに正GKのパク・ジュンヒョン(28)が入隊した城南(ソンナム)が代役を探している上、鄭成龍と金承奎の海外進出による国内クラブ間にGKたちの移籍の連鎖が起きると見られ、少なくないチームが李範永を狙いそうだ。



wing@donga.com