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政府、「靖国神社爆発物」容疑者の身元公開で日本に公式抗議

政府、「靖国神社爆発物」容疑者の身元公開で日本に公式抗議

Posted December. 11, 2015 07:30,   

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先月23日、東京の靖国神社に爆発物を仕掛けた容疑を受けているチョン容疑者(27)が、日本警視庁の取調べで一時に容疑を認めたが、供述を一転させ否認しているという。

10日、NHKや共同通信など日本メディアは、「チョン容疑者が9日の取調べでは『2度神社に行き、23日に爆発物を仕掛けた』と供述したが、10日午前の取調べで供述を一転させた」と報じた。また、警視庁の取調べの結果、チョン容疑者が靖国神社の南門付近の公衆トイレに立ち寄ったことは事実上、確認されたようだと伝えた。共同通信は、「トイレにあったタバコの吸い殻とチョン容疑者が宿泊していたホテルに残されたタバコの吸殻に残されたDNAが一致した」と伝えた。毎日新聞は、「チョン容疑者が初めての来日だったにもかかわらず、靖国神社周辺しか訪れていないとみられる」とし、怪しい行動を報じた。

日本警察は、チョン容疑者が日本に滞在した先月21〜23日に爆発物の部品を購入したのかどうか追跡しているが、まだ手がかりが見つかっていないという。産経新聞は、「部品購入を追跡するために韓国に捜査官を派遣することも検討している」と伝えた。韓国でインターネットやクレジットカードなどで部品を購入したことや自宅などから関連の品が発見されれば、有力な証拠となる。

また、日本警察は、現場で発見された火薬が入った20センチほどの金属パイプ4本を爆発物と認定できるかどうか鑑定を進めている。

一方、趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)外交部報道官は10日、「(チョン容疑者の)身元や顔写真、名前が公開されたことに対して、今朝、外交ルートを通じて日本政府に公式に抗議した」と述べた。実際、日本の新聞は10日付の朝刊と電子版で、日本警察と移動するチョン容疑者の顔を鮮明に掲載した。特に産経新聞は10日付の朝刊1面と3面、27面で関連ニュースを報じ、一部のTV番組の解説者は、「チョン容疑者がさらなる犯行のために再入国した可能性がある」という悪意的なコメントをした。

これに対して、日本のあるジャーナリストは、「今回の事件に対する日本国民の関心は高くならざるをえない」としながらも、「一部メディアの報道は行き過ぎの感がある」と述べた。

菅義偉官房長官は10日の定例記者会見で、「警察が顔写真を提供したことは全くない。メディアが勝手に行ったのではないか。政府は全く関与していない」と述べた。



peacechaos@donga.com