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IS、今度はアジアへのテロを準備…クリスマスがD−デイ

IS、今度はアジアへのテロを準備…クリスマスがD−デイ

Posted December. 09, 2015 07:21,   

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フランス・パリの連続テロを行った過激派組織「イスラム国」(IS)が、テロの参加を誘う中国語の歌を作ってインターネットに流すなど、中国を新たなテロのターゲットにする動きが確認された。ISがインドを狙っているという外信報道もあり、欧米に集中していたISのテロの脅威がアジアに押し寄せる兆候が見られている。

8日、香港の明報によると、ISは6日、オンライン宣伝ウェブサイト「Jihadology」に「われらはムジャヒド(聖戦士)」という中国語の歌を載せた。動画はなく音声だけのこのファイルは4分6秒間、数人の男がムスリム聖戦への参加を促す歌が含まれている。

「目覚めよ、ムスリム兄弟、武器を持って反抗することが預言者の命令だ」という歌詞から、中国政府に対するテロを扇動する意図がうかがえる。

シンガポール南洋理工大学の対テロ専門家のロハン・グナラトナ教授は8日、聯合早報とのインタビューで、「ISが先週、支持者にアジア地域を狙った攻撃を命じた」と明らかにした。そして、「ISのテロ犯がクリスマス期間に中国や東南アジア、北東アジアなどでテロを強行するという情報がある」とし、クリスマスがD−デイ(攻撃の日)となる可能性を警告した。中国人のIS参加については、「すでに300人余りの中国人がISに加入している」と付け加えた。彼らは主にイスラム教を信じる新疆ウイグル族出身だという。

こうした中、インドにも「赤信号」がともった。インディアエクスプレスなどインドのメディアは3日、ISが最近、「戦場をインドまで広げなければならない」とし、インドをテロのターゲットに定めたと一斉に報じた。

一方、英紙ガーディアンは7日、ISが狂信徒集団ではなく政府省庁はもとより自給自足のための財政や経済計画などを備えた「国家(カリファ)」建設を目指していることを示す24ページの文書が初めて公開されたと伝えた。ジョージア州立大学のチャーリー・ウィンター研究員は、「ISは非常に複雑でよく計画されたインフラを備えた非常に計算的な政治組織」とし、「非理性的で血に飢えた狂信徒ではない」と強調した。



bonhong@donga.com