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告別式に参列の朴大統領、三度も頭を下げて故金泳三氏を見送る

告別式に参列の朴大統領、三度も頭を下げて故金泳三氏を見送る

Posted November. 27, 2015 07:10,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は26日、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の最後の道を見送りながら、3度も頭を下げてお別れの挨拶をした。咳や高熱のため、長時間行われる国会での告別式に出席できなくなった朴大統領は同日、ソウル大学病院の葬儀場を再び訪れ、10分間執り行われた出棺式を見守った。3日前の23日は、遺体安置所を訪れ、7分間弔問をした。

黒いコートとズボンのスーツ姿で霊柩車の隣に立った朴大統領は、YSの遺影や棺が運ばれてくると、目礼をした。棺が車に乗せられると、次男の金賢哲(キム・ヒョンチョル)氏などの遺族らと共に、改めて頭を下げて、哀悼の意を表した。

さらに、朴大統領は金賢哲に近づいて、「告別式に出席できず、すまなく思う。海外歴訪のため、再び出国することになっている」と述べ、「改めて故人の冥福を祈る。最後の道を礼儀を尽くしてお見送りしてほしい」とねぎらった。金賢哲氏は、「体調も芳しくないのに、わざわざお越しいただいている上、いろいろ気を使っていただき感謝する」と答えた。

霊柩車が葬儀場を離れ始めると、朴大統領を頭を下げて最後の挨拶をした。それから霊柩行列が葬儀場から完全に出ていく時まで見守った。霊柩車の後をついていたYSの遺族らは、朴大統領に対し「体調がよくないのに、お越しいただき感謝する」とあいさつをした。

1979年、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の死去当時、野党新民党の総裁だったYSは、大統領府で執り行われた出棺式に出席し、遺族らをねぎらい遺影が告別式場に向かう姿を見守った。

朴大統領は同日朝までは、告別式に出席したいという意思を明らかにし、参謀陣に対して「最後まで最大限の礼遇を整えてベストを尽くしてほしい」と指示したという。しかし、扁桃腺や顔が腫れている上高熱まで続くと、主治医からの要請を受け入れ告別式には出席せず、出棺式だけ簡単に出席する方向に変えたという。

大統領府は、国連気候変動枠組条約締約国総会(COP21)への出席のため出国する29日まで、朴大統領の健康回復のため、大統領のすべての日程をキャンセルした。



mhpark@donga.com