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中朝の「メッセンジャー」が12年ぶりに交代

中朝の「メッセンジャー」が12年ぶりに交代

Posted November. 27, 2015 07:10,   

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中国共産党指導部が、対北朝鮮関係で中枢的な役割を果たす党中央対外連絡部の部長に宋涛(60)党中央外事弁公室常務副主任を任命したと、「観察者網」など中国メディアが26日付で報じた。

対外連絡部の部長は、朝鮮労働党をはじめ各国の党との交流の責任を負う要職で、2003年から12年間、王家瑞(66)が務めていた。王氏は、2013年12月の張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑後に中朝関係が膠着するまで、北朝鮮をしばしば訪れた。王氏は、金正恩(キム・ジョンウン)体制が発足した直後の2012年8月、党対外連絡部代表団を率いて訪朝し、金正恩第1書記と会談した。この会談は、金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去し、すべての権力を継承した金第1書記の外交デビューと評価された。

宋氏が中朝交流の新しい指令塔に任命されたことで、中国の対北朝鮮政策にどのような変化が現れるのか注目される。特に、宋氏が長く外交分野で活躍してきたという点でメッセンジャーの役割変化を占う見方もある。中国は、習近平体制発足後、血盟と呼んできた中朝関係を「正常な国家関係」に切り替えようとしてきた。



bonhong@donga.com