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御宝や御冊など13件、世界記録遺産申請候補に選ばれる

御宝や御冊など13件、世界記録遺産申請候補に選ばれる

Posted November. 26, 2015 07:25,   

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韓国が来年3月にユネスコ世界記録遺産に登録申請する候補として、朝鮮王室の御寶(写真)や御冊、国債補償運動の記録物が、25日最終的に選ばれた。

これに先立って、文化財庁は今年7月と8月に国民公募を通じて、13件の記録物の推薦を受け、世界記録遺産韓国委員会の事前審査を行った。

御宝と御冊は、王と王妃などを冊封したり、諡号を与える時に作る儀礼用の印章や本を意味する。国債補償運動は、乙巳条約締結後、日本から借り入れた借金を返済するために、1907年に繰り広げられた国民募金活動だ。当時、この運動が全国に広がる過程を記録した新聞や雑誌などの資料が、候補に選ばれた。

最近、日本が強制徴用産業施設の端島(異名=軍艦島)炭鉱を世界文化遺産に登録したことへの対応として取り上げられた「日本植民地時代の強制徴用被害記録物」は同日、文化財委の審議対象にも上っていないことが分かった。

文化財庁の関係者は、「強制徴用の被害を客観的に証明できる、当時の1次史料が足りないという指摘があった」とし、「今後、資料を補強して来年には改めて審査できるだろう」と話した。一部からは、国債補償運動の記録物が抗日の性格を帯びており、強制徴用記録物まで登録候補に上程させるためには、外交的負担があったはずだという見方も出ている