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「悪夢」「屈辱的敗北」 日本メディアが韓国戦を大々的報道

「悪夢」「屈辱的敗北」 日本メディアが韓国戦を大々的報道

Posted November. 21, 2015 08:57,   

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日本のメディアは20日、前日に自国の野球代表「侍ジャパン」が韓国代表に9回に衝撃の逆転負けを喫したことを「悪夢」という表現を使って大きく報じた。主要スポーツ紙は1面で歓呼する韓国選手団と、その様子を呆然と眺めている日本側ベンチの写真を対照的に掲載し、「屈辱的敗北」という見出しをつけた。

批判の矛先は7回まで無失点で好投した大谷翔平(21=日本ハム)を交代した小久保裕紀監督に向けられた。サンケイスポーツは、肩を落とした小久保監督の写真を1面に掲載し、「私のミス」と言った発言を見出しにした。同紙が報じたところによると、小久保監督は試合後に選手たちの前で真っ赤になった目で、「私に全ての責任がある」と言って肩を落としたという。スポーツ報知も、小久保監督のうなだれた写真を掲載し、「継投ミス」の見出しをつけた。また「小久保監督が口を真一文字にして韓国側をみつめていた」と書いた。

主要日刊紙もスポーツ面で関連ニュースを大きく取り上げた。朝日新聞は、「新設大会の初代王者を誓った侍ジャパンが宿敵韓国を相手に『あまりにも残酷な逆転負け』を喫した」と無念さを滲ませた。読売新聞は、「驚異の粘り」という小見出しで、韓国代表の善戦を高く評価した。同紙は「韓国が投手7人の継投で粘り強く戦った」と韓国の勝因を分析した。

同日、東京ドームには4万238人の観客が試合を見守った。最大で4万3000人を収容できることを考えると、ほぼ空席のない客入りだった。TBSが中継した試合の視聴率は、関東を基準に25.2%に達し、プレミア12の試合の中では最も高かった。今年の日本シリーズの視聴率(10%前後)はもちろん、日本で最高の人気を謳歌しているフィギュアスケート選手、浅田真央(25)の復帰戦(23.2%)を上回る視聴率だった。瞬間最高視聴率は日本がリードしていた8回裏に記録した32.2%だった。

韓国の状況もあまり変らなかった。SBSが中継した準決勝の視聴率は平均13.1%(ニルソンコリアの全国基準)をマークした。李大浩(イ・デホ)が逆転の2点適時打を放った9回表の最高視聴率は23.2%まで上がった。これに先立ち、今月8日に韓国が日本に5−0で敗戦した開幕戦の視聴率は8.8%だった。

一方、朝日新聞は、フランス・パリで起きたテロの影響で準決勝戦が警察当局の厳重な警戒の中で行われたと報じた。爆発物の設置を憂慮し、球場内のコインロッカーを封鎖し、周辺の一部のゴミ箱も使用を禁止した。所持品や身体検査も普段以上に厳しく行われた。



peacechaos@donga.com