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ソウル〜世宗市間「スマート高速道路」、時速100キロにも通行料を自動決済

ソウル〜世宗市間「スマート高速道路」、時速100キロにも通行料を自動決済

Posted November. 21, 2015 08:57,   

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2025年に開通する予定のソウル〜世宗(セジョン)間高速道路は、自律走行車が走る「未来型スマート高速道路」になる見通しだ。途中で止まらず時速100キロで走っても、通行料が自動的に決済される「トーリングゾーン」も設けられる。ドライバーたちは、車内のスマート端末で道路の状態を確認し、障害物や氷、水膜などに予め備えることができる。

20日、国土交通部(国土部)と韓国道路公社によると、ソウル〜世宗間高速道路は、自律走行車の走行に何ら問題がないように建設される。この道路で自立走行車に乗ったドライバーは、突発状況が起きない限り、ブレーキやハンドルを操作しなくても済むという意味だ。

政府は2020年まで、自律走行車を商用化し、一部の道路に関連インフラを設置する計画を立てている。開通時期(2025年)を考慮すれば、ソウル〜世宗間高速道路は、自律走行車のための初の高速道路になる可能性が高い。

この道路で、車にスマート端末を取り付けたドライバーたちは、1キロ先に落ちている30センチ以上の障害物や車両の逆走行状況などを、端末に現れるポップアップメッセージを通じて確認できる。端末に「1キロ先に落下物がある」というメッセージが現れ、近づくほど落下物との距離を自動的に知らせる方式となっている。このシステムは、京釜(キョンブ)高速道路の烏山(オサン)インターチェンジと京畿龍仁市水枝区(キョンギ・ヨンインシ・スジク)の竹田(チュクジョン)バス停でモデル運営されている。レーダーシステムも搭載され、ドライバーは1キロ先の道路の状態まで確認することができる。道路が凍っていたり、水膜ができれば、端末に警告が現れる。

スマート端末を搭載した車が高速道路のトーリングゾーンを通れば、時速100キロで走っても通行料が自動的に決済される。スマートトーリングシステムが、スピード違反の取り締まりカメラのように、車のナンバープレートを認識し、通行料を科す方式だ。このシステムは現在、西釜山(ソブサン)料金所でモデル運営されている、道路公社はこのシステムを、2020年までにすべての高速道路の料金所に適用する計画だ。

高速で走る車の中で、インターネットが途切れることなく使うことのできるウェーブ技術を適用した道路専用複合基地局も設置される。これを受け、走行中の車の中でも、スマートフォンやノートパソコンなどでインターネットを使用できるようになる。



achim@donga.com