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デモ集会後のソウル都心はごみの山

Posted November. 16, 2015 07:15,   

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暴力的なデモ後、ソウル都心はごみの山に化した。

集会が12時間も続き、同日、通りのいたるところには道端で食事をする人たちが目についた。食べ残しは、生ごみ袋に入れて捨てたりもしたが、一部は、道端の排水路や周辺の商店街のトイレにそのまま捨てた。ソウル中区(チュング)のとあるビル管理職員は、「インスタントラーメンやパン、さらには食べ残りの飲食物まで、全てをまとめたお弁当箱を手にして、トイレに入ろうとする人たちが多かった」と伝えた。

デモ隊が練り歩いた世宗(セジョン)通りや太平路(テピョンロ)周辺のいたるところには、やぶれた雨具や様々なチラシがうずたかく積もっていて、管轄区役所はその後片付けに追われた。14日午後11時ごろ、光化門(クァンファムン)広場で出会った清掃員のイム某氏(56)は、「雨に濡れたチラシが、道端のいたるところにしみのようについていたので、それを剥がすのが大変だ」と話した。

ソウル都心の交通が制限されたことを受け、観光業界は少なからぬ被害を受けた。光化門広場周辺のあるホテルの支配人は、「観光バスやタクシーなどの出入りができず、ここの土地勘のない外国人客らは大きな不便を強いられた」と言い、「道を探すことができず、予約をキャンセルしたり、騒音のため払い戻しを求める外国人客も多かった」と打ち明けた。

韓国で英語講師をしているカナダ出身のダン・ダナヒ氏(36)は、「このような過激なデモに、子供たちが混じっているのに大きな衝撃を受けた」と話した。清渓川(チョンゲチョン)の光提灯祭りを見に出てきたドイツ人のクリスティアン・ラン氏(56)は、「(デモの)目的が何であれ、このような無秩序な姿を見せれば、ほかの市民たちに大きな不便を強いることになる」と皮肉った。中国人のワン・リャン氏(28)は、「ソウルの中心の光化門広場の前でこのような暴力沙汰が起きるなんて、驚くばかりだ」と話した。