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韓国コメと参鶏湯、中国人の食卓にのぼる

韓国コメと参鶏湯、中国人の食卓にのぼる

Posted November. 02, 2015 07:12,   

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中国の厳しい検疫で閉ざされていた韓国コメと参鶏湯(サムゲタン)の対中輸出の道が開かれた。農林畜産食品部(農食品部)は、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と中国の李克強首相が見守る中、先月31日に韓国産コメと参鶏湯の輸出に向けた検疫に協力するという内容の了解覚書(MOU)を締結したことを、1日明らかにした。

韓国は、09年に中国にコメ輸入を要請してから6年経って輸出への踏み台を手に入れた。これまでコメは両国間の植物検疫問題で輸出できなかったが、9月の韓中首脳会談で韓国側が議題に取り上げ、議論が進んだ。農食品部は、12月に中国輸出用のコメ加工工場の申請を受け、中国側がこれを調査し、来年上半期(1〜6月)に輸出が実現すると見ている。農食品部関係者は、「韓国コメが輸出されれば、中国産のコメより3、4倍高いが、安全と品質で競争力がある」とし、「発芽玄米など機能性コメ中心の輸出市場が新たに開かれるだろう」と話した。参鶏湯も06年に中国に輸出要請し、9年経って検疫交渉が妥結した。中国側はこれまで、高麗人参を食品に分類するかどうか、鳥インフルエンザ(AI)感染の憂慮などを理由に参鶏湯の検疫を許可しなかった。



jmpark@donga.com