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食薬処、ハムやソーセージの1日推奨量を設定へ

食薬処、ハムやソーセージの1日推奨量を設定へ

Posted October. 28, 2015 07:15,   

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「ハムやソーセージ、牛肉や豚肉共に発癌物質だというが、食べてはならないのか?」

世界保健機関(WHO)がハムやソーセージなどの加工肉類をタバコやアスベストと同じ等級の発癌物質に定めたことを受け、食品医薬品安全処(食薬処)は韓国人に適した別途の加工肉摂取のガイドラインをまとめると、27日明らかにした。消費者や畜産業界、加工食品業界の混乱を最小化するためだ。

ガイドラインには、魚の種類によって水銀含量や推奨摂取量を定めたように、韓国人の1日当たりの加工肉推奨摂取量や1週間の推奨摂取量などを盛り込む予定だ。食薬処のアン・マンホ報道官は、「WHOも今回発表しながら、加工肉と赤い肉について、「害と得」を持ち合わせている食品だと明らかにした」と述べ、「まず、加工肉を巡って有害評価をきめ細かく行った後、国内専門家や農林畜産食品部などと協議して、国内基準をまとめていきたい」と語った。

WHO傘下の国際がん研究所(IARC)はこれに先立って25日(現地時間)、「毎日50グラムの加工肉を食べれば、直腸がんにかかる危険が18%も高まる」と明らかにした。加工肉には、ハムやソーセージ、パティなどが含められる。

国内食品専門家らは、WHOの発表を額面通りに受け止めてはならないと指摘している。中央(チュンアン)大学・食品工学科のハ・サンド教授は、「塩辛類から検出されるニトロソアミンも、IARCが定めた発癌物質1群に分類されている」と言い、「すべての食品には少しずつ発癌物質が含まれており、加工肉や赤い肉類を排斥ばかりせず、個人の食習慣に基づいて適切な量を摂取するのが重要だ」と説明した。

韓国肉加工協会は、「毎日50グラムの加工肉を摂取すれば、年間18.3キロを食べることになるが、これは韓国国民1人当たりの加工肉消費量(4.4キロ)に比べ4倍も多い」とし、「ドイツ(30.7キロ)や日本(6.1キロ)より、韓国人の加工肉摂取量の方が少ないことが考慮されるべきだ」と明らかにした。