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エルペの記録は今年のトップ10、リオ五輪メダルも射程内に

エルペの記録は今年のトップ10、リオ五輪メダルも射程内に

Posted October. 13, 2015 07:27,   

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韓国への特別帰化を準備しているケニアのウィルソン・ロヤナエ・エルペ(27、ケニア)は、韓国国家代表として来年のブラジル・リオデジャネイロ五輪に出場すれば、メダルを獲得することができるだろうか。

11日(現地時間)開かれた米シカゴマラソンを最後に、今季のマラソンの記録競争は事実上終わった。主な国際大会としては来月初めに開かれるニューヨークシティマラソンがまだ残っているが、ニューヨークでは伝統的に良い記録は出なかった。

今季の記録をまとめてみると、エルペが3月の2015ソウル国際マラソン兼第86回東亜(トンア)マラソンで立てた記録(2時間6分11秒)は、ランキング11位だ。選手としては今季10位。エリウド・キプチョゲ(31、ケニア)が4月のロンドンマラソン(2時間4分42秒)と9月のベルリンマラソン(2時間4分)で、今季1位、2位の記録を立てたからだ。

専門家は、五輪のマラソンでは記録よりランキングを競うことになるため、エルペのメダル獲得の可能性は高いと予想している。マラソンの五輪最高記録は、2008年に北京で更新された2時間6分32秒。エルペは11日の東亜日報2015慶州(キョンジュ)国際マラソンで、2時間7分1秒で優勝するなど、韓国で開催された5つの大会を含む6大会で優勝し、ランキング争いで卓越した技量を発揮した。

リオデジャネイロ五輪では、摂氏30度以上の暑さの中で試合が行われると予想される中、アフリカ出身の強力なライバルたちが意外に暑さに弱いことも、エルベには有利に働く見込みだ。8月に摂氏30度以上の蒸し暑さの中で開かれた中国北京世界陸上競技選手権大会では、エリトリアのギルメイ・ゲブレスラシエ(20)が伝統の強豪、ケニア選手たちを抜いて優勝(2時間12分28秒)した。「ケニア勢」のマーク・コリル(30)は2時間21分20秒で22位に止まり、世界記録(2時間2分57秒)保有者のデニス・キプルト・キメット(31)と歴代ランキング3位(2時間3分23秒)のウィルソン・キプサング・キプロティチ(33)は、試合途中で棄権した。エルペは年平均気温40度のケニア・トゥルカナで子ども時代を過ごしたため、暑さに強いと評価されている。



yjongk@donga.com