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13日訪米の朴大統領、国防総省訪問し韓米同盟の堅固さアピール

13日訪米の朴大統領、国防総省訪問し韓米同盟の堅固さアピール

Posted October. 12, 2015 10:43,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が15日(現地時間)、米国の安全保障の中枢であるペンタゴン(国防総省本庁舎)で米軍将兵らとともに「ファイティング」を叫ぶという。中国傾斜論を払しょくし、韓米同盟の堅固さをアピールするためのサプライズイベントだ。

朱鉄基(チュ・チョルギ)大統領外交安保首席秘書官は11日、「朴大統領は13日から16日までワシントンを訪問し、16日にはオバマ大統領との韓米首脳会談に臨む」とし、「15日午前にはペンタゴンを訪問し、堅固な韓米連合防衛態勢を再確認する予定だ」と明らかにした。朴大統領の公式訪米は就任後2度目で、オバマ大統領とは4度目の二国間首脳会談となる。韓国大統領のペンタゴン訪問は、李明博(イ・ミョンバク)前大統領に続いて2番目だ。

○米軍将兵らの中に立つ韓国の女性大統領

大統領府が今回の訪米で、最も気を使ったいるのはペンタゴン訪問だ。朴大統領の中国の抗日戦勝記念行事出席にも関わらず、韓米同盟と北朝鮮問題を取り巻く連携は健在であることを世界にアピールするためのものだ。韓民求(ハン・ミング)国防部長官を帯同した朴大統領は、ペンタゴンでアシュトン・カーター国防長官に会って、韓半島安保状況に関してブリーフィングを受ける予定だ。また、朴大統領は、米軍将兵らとも時間を過ごす。ペンタゴン訪問のハイライトだ。韓国軍の統帥権者が米軍将兵らに囲まれて「ファイティング」を叫ぶ姿が与える象徴性は大きいからだ。韓米同盟のキャッチフレーズとして使われている「Go Together(一緒に行きましょう)」を一緒に叫ぶ模様だ。

ペンタゴンを訪問した後、朴大統領はバイデン副大統領主催で副大統領官邸で行われる昼食会に出席する。朱首席秘書官は、「米国の副大統領が官邸に外賓を招くの異例のことで、韓米関係の緊密さを物語るものだ」と説明した。

16日にはオバマ大統領と首脳会談を行う。北朝鮮核問題に関連して共同声明を採択することにした。朱首席は、「両首脳は強力で躍動的な韓米同盟と隙のない対北朝鮮連携を再確認し、北朝鮮の戦略的挑発への対応、意味ある非核化対話の再開方策について意見を交換する」と話した。

○宇宙・バイオでも新たな協力模索

韓米同盟を既存の安全保障と経済から、新たな分野(ニューフロンティア)に拡大していく方針だ。このため、過去最大となる規模の経済使節団が朴大統領の訪米に同行する。朴容晩(パク・ヨンマン)大韓商工会議所会頭、許昌秀(ホ・チャンス)全国経済連合会会長、洪起澤(ホン・ギテク)KDB産業銀行長、権五俊(クォン・オジュン)ポスコ会長、崔泰源(チェ・テウォン)SK会長ら166人が同行する。このうち84%が中小・中堅企業関係者だが、その多くは情報技術(IT)やバイオなどの先端産業分野の企業だ。中国の抗日戦勝記念行事に出席した際に同行した経済使節団は156人だった。

宇宙分野の協力が目立つ。朴大統領は14日、米宇宙航空局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターを訪問し、両国間における宇宙探査や天文関連産業での協力方策について意見を交わす予定だ。ゴダードセンターは、米国初の宇宙飛行センターで、両国間の宇宙協力を話し合う場として象徴性がある。続いて開かれる経済フォーラムも、名称を「先端産業パートナーシップフォーラム」にした。疾病や女性など、その他の様々な分野についての協議も本格化すると見られる。