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フィリピンでまたもや韓国人が銃で殺害される…今年で9人目

フィリピンでまたもや韓国人が銃で殺害される…今年で9人目

Posted October. 03, 2015 07:23,   

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フィリピンで韓国人がまたもや殺害される事件が起きた。年明けから9人目だ。

外交部は2日、「フィリピンの首都・マニラ郊外のカビテ州で、韓国人2人が銃に打たれて死亡した事件が起きた」と明らかにした。

被害者は、アマデオ市に住むイ某氏(54)とイ氏の妻のバク某氏(47)であり、イ氏は自宅の外の道路上から、バク氏は、自宅の中で死亡した状態で見つかったという。事件は2日(現地時間)未明に起きており、妻のバク氏は、中国国籍の朝鮮族であることが確認された。

バク氏は同日未明、脅しを受けていると通報したと伝えられており、計画的犯行だったかどうか解明しなければならない。この夫婦は4年前、フィリピンに引退ビザで入国したと、地元の消息筋は伝えた。

駐フィリピン韓国大使館は同日午前8時ごろ、事件発生事実の通報を受け、担当領事を現場に派遣し、必要な領事助力を提供する予定だと明らかにした。

年間100万人以上の韓国人が訪れるフィリピンでは、韓国人を狙った強力犯罪が後を絶たない。韓国警察が現地警察に派遣され、韓国人関連犯罪に専従する「コリアンデスク」が運営されているが、犯罪を事前に予防するには限界がある。昨年だけでも9人の韓国人がフィリピンで殺害された。

フィリピン内外国人犯罪被害者のうち、韓国人の比率が最も高いという。「現金が多い」という理由から、身代金を狙った誘拐や強盗、韓国人同士の怨恨や債務関係による犯罪など、その種類も多岐にわたっている。

また、捜査に欠かせない指紋制度がなく、防犯カメラ(CCTV)の設置比率も低いので、犯罪が発生しても検挙するのが難しい。特に、フィリピンでは100万丁以上の銃が流通されており、銃の違法購入や殺人依頼が容易だという。