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[オピニオン]フランスでも人気のKビューティー

[オピニオン]フランスでも人気のKビューティー

Posted September. 18, 2015 07:25,   

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セフォラ(Sephora)は、フランスで最もよく目にできる化粧品専門売り場だ。ルイヴィトン系列化粧品販売チェーンのセフォラが今月初頭から、韓国製化粧品を全面に打ち出して販売していると、フランス日刊紙・ル・フィガロが16日付で伝えた。ル・フィガロは、「韓国は避けて通れない化粧ファッションのハブとなっている」という内容の企画記事で、ランコム関係者の言葉を引用し、「この数年間、化粧品業界の大きな成功事例ともいえるBBクリームやボケの効果を出すブラー(Blur)、ティッシュマスクまで、その大半が韓国から出てきた」と評した。

◆アモーレパシフィックは中国発のKビューティーブームで、総合株価市場(コスピ)の皇帝株に浮上した。アモーレパシフィックが世界に通じるブランドとして、その可能性が初めて認められた国は、ほかならぬフランスだ。フランス現地法人を設立して、1997年に発売した香水「ロリータレンピカ」は、シャネルの「No.5」やクリスチャン・ディオールの「ジャドール」などと堂々と競う香水となった。しかし、化粧品分野では、フランス市場になかなか参入できなかった。今、その道が開かれ始めたのだ。

◆韓国語と英語でテレビでスタイル番組を伝えているアイリーン・キム(27)は、インスタグラムを通じて、世界55万人のフォロワーに対し、自分のビューティーチップ(tip)を伝えてきた。今年7月、米化粧品メーカー・エスティローダーが、アイリーンを、「グローバルビューティーコントリビューター(global beaury contributor)」に抜擢した。Kビューティーのノウハウを、グローバルトレンドとつなげてくれる人として、アイリーンを選んだのだ。エスティローダーが一足先にKビューティーに注目したのが、グローバル市場で競っているフランス系商品業界にも影響を与えた。

◆フランス人たちはかつて、東洋人女性の特徴として、ディズニーアニメの女主人公・ムーランのような切れ長な目(les yeux brid´ es)を多く取り上げた。しかし今は、子供のような柔らかい肌により注目している。特に、韓国人女性は日本人や中国人女性より、もっと良質の肌を持っており、それはきめ細かな化粧によって保たれていると思っている。化粧品の本家と言われているフランスまでが関心を寄せているKビューティーの潜在力ははたしてどこまでなのか、知りたい。

宋平仁(ソン・ピョンイン)論説委員 pisong@donga.com