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たし算も間違う原子力委員会

Posted September. 12, 2015 07:18,   

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「1+1+1=4」「2+1+1=10」…。

原子力安全委員会(原安委)が、国政監査で基本的なたし算も合わないでたらめな資料を提出し、大恥をかいた。

11日、国会で開かれた未来創造科学放送通信委員会の原安委に対する国政監査で、与党セヌリ党の鉠海珍(チョ・ヘジン)議員は、「この5年間(2011〜2015年)の国内の原発事故・故障発生現況の資料をもらったが、到底理解できないでたらめだった」と主張した。鉠議員が提出してもらった資料には、原発24基のうち年度別事故発生件数と総計が合わないケースが半数の12基に上った。発生件数がほとんど一桁なのに計算が間違っていたという。

月城(ウォルソン)2号機の場合、年度別の事故・故障が1件もなかったが、合計が1件となっていた。古里(コリ)1号機は2011〜2013年で各1件なのに、合計が3件ではなく4件だった。発生件数の総計も、年度別では54件、原発別には79件と一致しなかった。鉠議員は、「統計自体、合っているのかも疑わしい」とし、「政府や大統領府、関連機関に送り、内部でも原因を分析して対策を立てる資料なのに、理解できない」と非難した。

野党議員も加勢した。野党新政治民主連合の宋晧彰(ソン・ホチャン)議員は、「『最近3年間の原安委職員懲戒事案』資料を請求したが、同じ資料を要請した別の議員よりも不十分な資料を受け取った」とし、「一人の職員が作成して報告しただろうに、議員室の資料ごとに職員の懲戒現況が一致しないことが話になるのか」と主張した。また議員たちは、「監査の前日に事務所に電話をかけたが誰も受けなかった」、「資料を要求したが、受け取っていない」と原安委を非難した。

これに対して原安委の李銀哲(イ・ウンチョル)委員長は、「申し上げる言葉がない。どうしてこのようなことが起こったのか、経緯を確認する」と謝罪した。