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兵士給料を15%引き上げへ、政府与党が来年度予算案で合意

兵士給料を15%引き上げへ、政府与党が来年度予算案で合意

Posted September. 04, 2015 07:11,   

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韓国軍の兵士の給料が、来年15%上昇する見通しだ。

与党セヌリ党と企画財政部は国会で3日、来年度の予算案に関する第3次政府与党間協議を行い、このように合意した。この案が国会で可決されれば、兵士(上等兵基準)の給料は今年の15万4800ウォンから来年は17万8000ウォンへと、2万ウォン以上上がる。

政府与党はまた、雇用創出と社会・経済的弱者への支援に関連する予算を大幅に拡大することにした。若年層の雇用創出のため、企業に支援する賃金ピーク制関連予算は、今年(320億ウォン)より63%増やした521億ウォンを盛り込んだ。大手企業と政府が50%ずつ負担し、若者創業者に3年を上限にして計3億ウォンを支援する若者創業プログラムの「相生(共存)サポーターズ」には、200億ウォンを計上した。

「保育園虐待事件」で社会的な関心を集めた保育士の待遇も改善される見通しだ。保育園の保育補助員・代替保育士の支援に660億ウォンを充てた。政府が保育園に支給する保育料補助金についても、3%の引き上げを推進する。

また光復(クァンボク=日本植民地支配からの解放)70周年を迎え、参戦名誉・武功手当が現行より2万ウォン以上上昇する。韓中自由貿易協定(FTA)による農家の損失に備え、農漁村への予算支援も増やすことにした。

政府与党はただ、今年編成した補正予算を来年度の予算範囲に含ませるかどうかを巡っては、意見が分かれている。政府は約11兆8000億ウォンの今年の補正予算を、来年の予算編成に含ませることを主張した。これに対してセヌリ党は、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス対策に投入された約2兆ウォンの歳出補正予算は除外しなければならないと主張した。政府は8日に開かれる閣僚会議での可決を経て予算案を確定し、11日国会に提出する計画だ。