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米国務省、「韓米防衛同盟は堅固、緊密に協力」

米国務省、「韓米防衛同盟は堅固、緊密に協力」

Posted August. 25, 2015 07:22,   

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韓半島の軍事的緊張が高まったことを受けて南北高官会談が行われている中、北朝鮮が各種兵器を動員して威嚇を強化したため、米国は韓国との防衛同盟を再度強調した。

米国務省は23日(現地時間)、韓半島状況について論評を出し、「韓国の防衛に対する米国の誓いははっきりしている」と強調した。プライス国務省報道官(東アジア太平洋担当)は、「韓半島の状況を注視している」とし、「韓国側と緊密に協力していく」と明らかにした。これは、韓国と北朝鮮が板門店(パンムンジョム)で高官会談を始めた後に出した最初の米国務省の反応だ。

米国は、韓国との海洋安全保障演習を大幅に強化し、直接的な行動に出ている。米国防総省は最近発刊した「アジア・太平洋安保戦略報告書」を通じて、「変化する北東アジアの環境を管理し、挑発に対処する連合戦力の強化に焦点を合わせ、韓国、日本と数回の定例海洋安保演習を実施している」と明らかにした。

米国防総省は、韓国と例年実施するキー・リゾルブやフォール・イーグル演習について、「演習の本来の目的は特殊作戦のためだが、今は水陸両用作戦と対潜水艦戦演習が含まれる」とし、「これは、韓国を防衛するうえで海洋領域の重要性を認識しているためだ」と明らかにした。同報告書は、「シンガポールに循環配備中の沿岸戦闘艦(LCS)がフォール・イーグル演習に参加する計画だ」と付け加えた。

これに対して、ワシントンの消息筋は、「米国が韓国との海洋安保を強化するのは、海洋を利用した北朝鮮の挑発に効率的に対処するためであり、中国の海洋覇権拡張を牽制するための布石でもある」と指摘した。

日本のメディアも、韓国が北朝鮮の挑発に強硬に対応する背景に韓米協力があると分析した。産経新聞は、「米軍の即時投入を可能にするこうした韓米連合作戦体制も、北朝鮮への大きな圧力になり、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記から対話姿勢を引き出す要因になったとみられる」伝えた。

岸田文雄外相は24日、国会参議院予算委員会に出席し、「北朝鮮は挑発行動を自制すべきだ」とし、「今回の南北接触が緊張緩和につながることを期待している」と語った。

読売新聞は、韓国が北朝鮮向けの拡声機宣伝放送を継続するなど強硬姿勢をとる背景について、「北朝鮮の瀬戸際戦術に対し、歴代政権が有効な手だてを打てなかったことへの国民の不満や批判がある」と指摘した。

中国は、南北いずれにも自制を求める従来の立場を維持している。環球時報は24日付の社説で、「韓国と北朝鮮は中国の『友人』であり、韓半島の平和と安定は中国の国益に合致する」とし、「中国は韓半島の緊張感を高めるいかなる行為にも反対してきた。問題が大きくなった場合、このような反対の立場を明確にしてきた」と主張した。