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大韓航空、離陸滑走中に突然の急停止

Posted August. 03, 2015 07:17,   

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大韓航空の旅客機が離陸滑走中に突然急停止し、1時間31分の間離陸が遅れる事故が起こった。乗客は整備中というアナウンスのほかに特に説明を受けず、滑走路に立ち止まった飛行機の中で不安に震えた。

金浦(キンポ)発済州(チェジュ)行の大韓航空国内線KE1201便は先月24日午前7時5分、乗客148人を乗せてゲートを離れた。旅客機は滑走路に進入し、轟音を出して滑走したが、突然「ギイ」と音を立てて急停止した。

乗客のAさんは、「止まって5分ほど経って、『離陸準備中に機械にランプがついたので、停止しました。しばらく席で待機して下さい』というアナウンスだけ流れた」と伝えた。機長のアナウンスはその後3度あった。午前8時10分に、「10〜15分、もう少しお待ち下さい」と、水のサービスを始めた。

1時間以上、滑走路上で待たされたAさんは、あるカップルが荷物を下ろすのを見て、別の飛行機への乗り換えを要求した。乗務員は何度も乗り換えの意思を確認し、対応マニュアルを必死に読んでいた。一悶着の末、Aさんは午前8時25分頃に降りることができた。旅客機は10分ほどして金浦空港を発った。搭乗客148人のうちAさんを含む4、5人は別の旅客機に乗ったが、静かにしていたほとんどの乗客は何のサービスも受けなかった。Aさんは、「初めは待っていなければならないと思ったが、先に降りる乗客を見て勇気を出した。もし機体の異常で事故が起きたなら、抗議して降りた人だけ生き残っただろう」と話した。そして、「飛行機が1時間30分も滑走路で立ち往生しているのに、ただ待つだけという安易な対処に憤りを覚える」と語った。

大韓航空は、スピードブレーキに警告ランプがつき、安全点検をした結果、何の異常もなかったので離陸したと説明した。大韓航空関係者は、「飛行機が滑走路に進入した後は管制塔の指示を受けなければならず、思いどおりに動けなかった。多くの人は不満を提起せず、乗り換えを希望する乗客には同じサービスを提供した」と話した。



djc@donga.com