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「あったことをなかったと言うのか」 河野氏が慰安婦問題で自民党批判

「あったことをなかったと言うのか」 河野氏が慰安婦問題で自民党批判

Posted July. 31, 2015 07:15,   

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旧日本軍従軍慰安婦の強制性を認めた河野談話を発表した河野洋平元官房長官が、「あったことを、なかったと言うのか」とし、慰安婦問題を歪曲しようとする政権自民党を非難した。

30日、東京新聞などによると、河野元官房長官は29日に名古屋市内で講演し、1993年の河野談話の発表直後の記者会見で慰安婦強制性を認めた自分の発言に対して、自民党内で批判の声が上がっていることに反論した。

また、「従軍慰安婦になった女性が、総じて自分の意思に反して連れてこられ、慰安所に入った瞬間、戻ることが不可能だった。一日に何人も相手をさせられ、拒否もできなかった」と強調した。さらに、「(銃刀を使って)物理的に連行したのかどうかは別にして、甘言でだましたり、強制的に断ることのできない状況下で連れていかれたのは事実。そういう意味で強制連行だと説明した」と話した。

そのうえで、「問題の本質は、女性たちの人権がいかに否定され、どんなにひどいことをしてしまったのかということ。迷惑をかけた方々に、心から謝罪するのは当然だ」と強調した。また、「なぜ『申し訳ありませんでした』とできないのか。そこから新しい日本の行くべき行動をとるのは当たり前ではないか。『ほかの国にもあった』とか『たいしたことではない』といった話をすればするほど、日本の誇りはますます傷つく」と苦言を呈した。

自民党の一部議員は28日、「河野元官房長官が、河野談話発表後の記者会見で強制連行があったと言ったことが日本の名誉を傷つけている」とし、日本政府に積極的に反論することを求める提言をまとめた。

一方、北海道や広島、愛知県など日本各地の8つの市民団体は29日、国会で開催した集会で、「安倍首相は加害者の歴史と向き合い、植民地支配の被害者に対する謝罪を戦後70年談話に含めなければならない」と求めた。



bae2150@donga.com