「クィーン」朴仁妃（パク・インビ＝２７・ＫＢ金融グループ）のキャリア・グランドスラム達成か、それとも田仁智（チョン・インジ＝２１・ハイト真露）のメジャー２大会連続優勝か。
スコットランドのトランプ・ターンベリーリゾートのアイルサコース（パー７２）で３０日（現地時間）開幕する米女子プロゴルフ（ＬＰＧＡ）ツアーのメジャー今季第４戦となる全英女子オープンを控えて、最も注目を集めている選手は朴仁妃と田仁智だ。
全米女子オープンとＡＮＡインスピレーション、ＫＰＭＧプロゴルフ選手権の３大メジャー大会で頂上に立った朴仁妃は、今大会で優勝すればキャリア・グランドスラム（生涯グランドスラム）を達成することになる。２０１３年から第５のメジャー大会となったエビアン選手権で優勝してもキャリアグランドスラム達成となるが、朴仁妃は「今季の全英女子オープンで優勝してキャリアグランドスラムを達成するのが最高の目標だ」と明言するほど、執念を見せている。
朴仁妃は、今年初めのひんやりとした天気への順応、厚着をしてラウンドを回る要領など、大会に向けて本格的な練習に集中した。経験豊富で大きな大会に強いが、ここのところ今ひとつ調子が上がらないのが不安要素だ。今年６月のＫＰＭＧ全米プロゴルフ選手権の優勝以降、パットが乱れだし好成績につながっていない。２７日に終わったマイヤーＬＰＧＡクラシックではアイアンショットまで乱れ、４４位タイで大会を終えた。
最近の勢いだけで見ると田仁智が断然目立つ。年間メジャー３大会優勝という大記録を打ち立てた田仁智は、「体力的には厳しいけど、ゴルフの歴史が息づく場所で試合できることを思うとワクワクして楽しい。良い機運を持って大会での最善を尽くしたい」と話した。とくに悪天候や強風で有名なターンベリーは、「夏は、雨が降ると、むしろプレーし易い」と言うほど雨天ゲームに強い田仁智には有利かも知れない。
キム・ヒョジュ（２０＝ロッテ）とキム・セヨン（２２＝未来アセット）、ユ・ソヨン（２５＝ハナ金融グループ）、崔羅蓮（チェ・ナヨン＝２８・ＳＫテレコム）、イ・ジョンミン（２３＝ＢＣカード）、コ・ジンヨン（２０＝ネップス）らも優勝を目指す。韓国勢が優勝すれば、１シーズンＬＰＧＡ最多勝記録（１２勝）の達成となる。
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