Go to contents

ハンドボールJ代表の活躍の源、凄腕料理人のGKトレーナー

ハンドボールJ代表の活躍の源、凄腕料理人のGKトレーナー

Posted July. 29, 2015 07:16,   

한국어

「そりゃ、シェフのチョさんでしょう」

8年ぶりにハンドボールの世界男子ジュニア選手権(U−21)のベスト16進出を果たした韓国ジュニア代表の選手たちは、隠れた功労者を挙げるのに躊躇わなかった。皆がGKトレーナーのチョ・チョルミンさん(34)の名前を一斉に挙げた。

選手団内でチョさんは「シェフ」と呼ばれている。チョさんは、韓国と12時間の時差があるブラジルで、選手たちに体力を保たせるため、毎日二つの職業を掛け持ちしている。練習場と競技場では3人のGKを指導し、食事時間には選手たちが食欲を失わないよう、料理でも腕を振るっている。

韓国から持ち込んだコチュジャンとキムチをあえて作った辛口豚肉炒めやキムチチゲに魅了された選手たちは、あっという間にご飯茶碗一杯を平らげてしまう。グループリーグの最終盤には、アットホーム感覚のサンマチゲ料理を出した。チョさんの手製料理に嵌った選手たちのために、チョさんはメニューのリクエストも受けている。選手団団長のハン・ジョンギュ大韓ハンドボール協会会長職務代行は、チョさんの料理手腕のため、食事量が増え、体重調整のために宿舎周辺を散歩する時間を増やした。

最近、「家庭料理」で人気を集めている料理研究家のペ・ジョンウォン氏になぞらえて「ハンドボールのペク・ジョンウォン」と言う異名まで得たチョさんは、「選手たちが遠い異国で食べ物のために苦労せず試合だけに集中できるようにしてあげたい。選手たちが良く食べてくれるので、喜んで厨房に入っている」と話した。