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1400光年先に「地球のいとこ」惑星、NASAが発表

1400光年先に「地球のいとこ」惑星、NASAが発表

Posted July. 25, 2015 07:11,   

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地球から1400光年離れた宇宙で、「失われた家族」のような惑星が見つかった。米航空宇宙局(NASA)は23日(現地時間)、これまで報告された太陽系外惑星のうち、地球に最もよく似ている惑星「ケプラー452b」を発見したと発表した。これまでは、今年1月に見つかった「ケプラー438b」が地球より12%大きく岩石があることから、最も有力な「第2の地球」とされていた。

NASAエイムズ研究センターのジョン・ジェンキンス研究員は、「ケプラー452bは地球より年上で、体格の大きいいとこに当たる」と話した。地球は誕生から45億年、ケプラー452bは60億年経っていると推定される。直径は、ケプラー452bが地球の1.6倍だ。

ケプラー452bは、太陽系外で生命が存在するような地球サイズの惑星を探すため、2009年宇宙に打ち上げられたケプラー宇宙望遠鏡が発見した。ケプラー宇宙望遠鏡は今回見つかったケプラー452bをはじめ、これまで1030個の候補惑星を発掘した。このうち、太陽の役割を担う恒星から生命が居住できるほどのエネルギーを受ける「ゴルディロックスゾーン」で見つかった惑星は、計12個だ。

科学者たちはこれら12個の惑星の中でも、ケプラー452bの天体システムが太陽—地球システムに最も似ていることから、ケプラー452bを「第2の地球」と呼んでいる。地球が太陽の周りを公転しているように、ケプラー452bはケプラー452の周りを公転する。公転周期は385日と、地球(365日)に似ている。また、ケプラー452の表面温度は太陽と類似しており、G2型という同じグループに属する。

韓国天文研究院・変光天体グループのキム・スンリ・グループ長は、「太陽と同程度の温度のG2型恒星の周りを公転する惑星が見つかったのは、ケプラー452bが初めてだ」と説明した。

ケプラー452bが岩石構造になっている点も、注目に値する。NASA側は「この惑星は、地球の進化環境を理解し、省察する機会を提供するだろう」と述べた。



yskwon@donga.com