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今度は政策委議長、新政治連合の後任人選が難航

今度は政策委議長、新政治連合の後任人選が難航

Posted July. 09, 2015 07:19,   

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野党新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表と李鍾杰(イ・ジョンゴル)院内代表が、いったんは和解したものの、未だ消えない火種が残っている。予算案と法律案など懸案の政策の調整を任される政策委員会議長の人選が漂流しているからだ。

姜鏻正(カン・ギジョン)政策委議長は今年5月、同党の金相坤(キム・サンゴン)革新委員会の発足に先立ち、党の主要役員と共に辞表を提出した。文代表は、これを受理したが、8日まで後任が決まらず、姜氏が未だ政策委議長を務めている。この後任を巡る人選が、今度も親盧系(親盧武鉉元大統領系)と非盧系(非盧武鉉系)の戦場となっているのだ。

セヌリ党では、院内代表を選ぶ投票を実施する際、政策委議長をランニングメイトとして選出する。党代表ではなく院内代表が事実上、政策委議長を選ぶ仕組みだ。しかし新政治連合は党代表が政策委議長を任命している。

問題は、政策委議長が院内戦略を陣頭指揮する院内代表と連携しなければならない場面が多いということだ。李院内代表は、文代表が任命した姜議長とは気まずい仲だという。それに無償保育政策の転換など李院内代表が打ち出した「経済民主化シーズン2」に対して、姜氏が問題を提起し、感情の溝はさらに深まった。ある院内の関係者は、「政策面で二人が対立する場合がたびたびある」と打ち明けた。

とくに7月の臨時国会で、追加補正予算を巡って政府・与党に攻撃をかけようと構えている李院内代表は、後任の政策委議長が決まらず苛立ちを見せている。李院内代表は「補正予算局面で政策委議長の役割は大変大きい」とし、「政策委議長は留任でも新しい人物でも良いから、急いで結論を出してもらいたい」と話した。

李院内代表は、後任に崔載千(チェ・ジェチョン)議員を希望している。しかし、ポストを巡る親盧系と非盧系との取り合いと映ることを懸念している。反面、文代表は姜議長に厚い信頼を寄せている。姜議長の留任まで考えているという。文代表に近い関係者は「公務員年金改革など大型懸案問題を円満に処理した姜議長に、突然辞めてくれと言うわけにはいかないじゃないか」と話した。

この日、党の革新委員会は事務総長の廃止や総務・組織・民生本部長の新設などを盛り込んだ革新案を発表した。革新案が20日の党中央委員会を通過すれば、文代表は党役員の人選をやり直さなければならない。そうなれば政策委議長の人選は、さらに先送りされかねない。

党幹部の一人は、「13日から補正予算案の審査が始まるのだが、政策委議長が審査途中に交代される状況も考えられる」とし、「予算案と政策を巡る与党との戦争が本格化しているだけに、混乱を避けるためには政策委議長の人選問題を早急にけりをつけなければならない」と話した。



alwaysj@donga.com