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6か月間空席のソウル市響代表にハナ金融元社長を任命

6か月間空席のソウル市響代表にハナ金融元社長を任命

Posted July. 01, 2015 08:58,   

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6か月間空席のままだったソウル市立交響楽団の代表理事に、ハナ金融持ち株の崔興植(チェ・フンシク)社長(62・写真)が任命された。

ソウル市は30日、「企業セミナー活動を通じて文化芸術の重要性を深く理解している上、金融機関出身で安定的な財源確保に寄与できることが高く評価された」と任命理由を明らかにした。

崔代表は、延世(ヨンセ)大学や同大学院で経営学を専攻した後、フランス・リールの第1大学、パリ・ドーフィン大学で経営学博士号を取得した。その後、韓国金融研究院院長、ハナ金融研究所代表取締役、ハナ金融持株社長を歴任した経営専門家だ。任期は今月1日から2018年6月30日までの3年間。

崔代表の任命について、ソウル市の内外では鄭明勳(チョン・ミョンフン)芸術監督を配慮した人事だという評価が出ている。ハナ金融持株は2006年から、ソウル市響を持続的に後援してきたスポンサー企業だ。崔代表は社長在職中、ソウル市響と直接後援契約を交わした経緯もある。

これに先立って、朴鍱貞(パク・ヒョンジョン)前ソウル市響代表は暴言を巡る議論や鄭明勳監督との対立などが浮き彫りになり、辞任を余儀なくされた。その後、朴前代表と職員との間では警察への告発まで起き、ソウル市響は2度の家宅捜索を受けた。また、鄭監督への特別恩恵議論が持ち上がり、ソウル市による監査が行われたこともある。そのため、崔代表が鄭監督とソウル市響の「リリーフ投手」になれるかどうか注目を集めている。



dalsarang@donga.com