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MERS感染者、3日間増えず

Posted July. 01, 2015 08:58,   

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新たに中東呼吸器症候群(MERS)感染の陽性判定を受けた人が3日間出ていない。追加の感染者が発生しなければ、近いうちにMERSの終息宣言ができるだろうという見方も出ている。しかし、江東聖心(カンドンソンシム)病院など、感染陽性判定患者の露出期間が長く、接触者の多い複数の病院の潜伏期がまだ終わっておらず、緊張を緩められないのが現状だ。

●3日間、新たな感染者は0人…安心は禁物

保健福祉部・中央MERS管理対策本部は30日、追加感染陽性判定患者が出ておらず、感染陽性判定者は前日と同じ182人だと明らかにした。退院者は2人増の95人、死亡者は1人増の33人。

保健当局は、「3日連続して追加感染陽性判定者が出ていない」ことに安堵しながら、潜伏期が終わっていない医療機関を引き続き注視している。

江東聖心病院は173番患者が肺炎症状を見せて入院したところ。この病院には173番患者が、症状が現れた状態で重患室、救急室など複数のところに留まっていたため、追加患者発生の可能性が大きいほうだ。保健当局は最後の露出日とされる22日を基準に、患者発生の可能性が最も高い時期を、今週明けや半ばとみている。

第3次流行地となる可能性の高かった江東聖心病院は、最大の潜伏期が終了した。疾病管理本部・疾病予防センターのチョン・ウンギョン・センター長は、「165番患者が腎臓透析を行う過程で接触したものとみられる92人を隔離して、MERS感染如何を確認している」とし、「7月2日まで、彼らの発病如何を見極めた後、隔離を解除する方針だ」と語った。

●心理カウンセラーの41%がうつ病や不眠症

MERS患者の家族や死亡者の遺族、MERSのため不安を感じている一般人のうち41%が、うつ病や不眠症を見せていることが明らかになった。これは中央MERS管理対策本部が16日から29日にかけての2週間、計923人(遺族68人、退院者74人を含む)に電話、または対面心理支援サービスを実施した結果によるものだ。カウンセラーのなかにはうつ病や不眠を訴えるケースが41%と最も多かった。憤り(19%)や生計支援要求(18%)、罪悪感(4%)、不安(3%)を訴える人たちがその後を次いだ。医療サービスを要請した人たちは15%だった。

●1次流行地の平沢聖母病院は6日に診療再開

一方、MERSの1次流行地となった京畿道(キョンギド)の平沢(ピョンテク)聖母病院は6日に業務を再開する予定だ。平沢聖母病院は30日、「6月17日付で集中管理病院から解除され、MERS関連リスクのないことを保健当局から確認を受け、1日から正常診療を開始する予定だったが、もっと完璧な防疫管理のため、休業をさらに延長して6日に業務を再開する」と明らかにした。

病院の関係者は、「病棟の滅菌蒸気消毒や病院全体の再消毒など、感染病からより完全な環境を整えるための措置だ」と語った。この病院は5月20日、初のMERS感染陽性判定者が発生した後、同月29日から休業に入った。