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MERS最初の感染者が事実上完治

Posted June. 30, 2015 09:21,   

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ソウル国立中央医療院で治療を受けている、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの最初の患者(1番患者)が回復の段階に入ったことがわかった。国立中央医療院は29日記者会見し、「1番患者は最近の5回にわたる遺伝子検査で全て陰性と判定され、尿検査・検便でも陰性だった」と明らかにした。1番患者は先月20日MERS感染が確認され、中央医療院に入院して治療を受けてきた。

同患者は現在、MERSに感染している状態ではないが、退院まではまだ時間がかかるものと見られる。27日に人工呼吸器を外したが、気管支を切開した状態であり、肺炎の症状もまだ残っているからだ。また、約40日間寝たきり状態で治療を受けてきたため筋力が弱体化しており、床ずれができたためリハビリ治療も必要な状況だ。主治医のチョ・ジュンソン呼吸器センター長は、「医療チームと文章でコミュニケーションできるほど好転している」とし、「隔離措置を解除し一般病棟に移動することになるが、退院まではまだ時間が必要だ」と述べた。

1番患者の回復には、気管支内視鏡治療が決定的な役割を果たしたという。同患者はウイルス性肺炎の症状が重く、自力で痰を出しにくい状況だった。国立中央医療院MERS状況室のクォン・ヨンジン室長は、「治療の過程でエアロゾルが発生し、感染のリスクが高かったが、積極的に気管支内視鏡を実施したことが患者の肺炎緩和につながった」と説明した。