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ブラジル産鶏肉が85%、輸入鶏肉市場を席巻

ブラジル産鶏肉が85%、輸入鶏肉市場を席巻

Posted June. 20, 2015 06:57,   

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ブラジル産鶏肉が米国産を抑えて輸入鶏肉市場を席巻している。国内の鶏肉市場に占める外国産のシェアは20〜30%と推定される。

食品医薬品安全処が18日に発表した輸入畜産物部位別検査実績によると、今年1月から5月までで、ブラジル産鶏肉は昨年同期間(2万3455トン)に比べて65.4%増の3万8791トンが輸入された。これは鶏肉の全体輸入量(4万5771トン)の84.8%に当たる量だ。

もともと韓国に輸入される鶏肉の90%はブラジル産と米国産が市場を二分していた。2013年はブラジル産(5万5432トン)が米国産(4万4109トン)を多少上回ったが、昨年は米国産が6万7646トンでブラジル産(5万2461トン)を少し多かった。

ところが、今年に入ってから、ブラジル産が全体輸入量の80%を上回っているのに対し、米国産は4月以降全く輸入されていない。1月から3月までの輸入量も4723トンに過ぎない。これは昨年、米国で高病原性鳥インフルエンザー(AI)が発生し、同年12月に農林畜産食品部が米国産家禽類の輸入が禁止したからだ。輸入鶏肉は、価格が韓国産の3分の2水準で、主に団体給食所などに納入されている。