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遺産登録巡る韓日協議、「強制徴用表示板」で歩み寄り

遺産登録巡る韓日協議、「強制徴用表示板」で歩み寄り

Posted June. 18, 2015 07:24,   

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明治日本の産業施設の世界文化遺産への登録をめぐって、韓日両国は来週、韓国人強制徴用の事実を伝える表示板を設置する折衷案で歩み寄りを見せている。

17日、韓日外交筋によると、両国は28日にドイツ・ボンで始まる世界遺産委員会(WHC)会議の前に東京で第3回接触を行い、産業施設の内部や入口に表示板を設置する折衷案で合意する方向で進んでいる。

外交消息筋は、「日本は、韓日協議が失敗してWHCで票対決になれば、棄権表が増えて登録を確信できないばかりか、歴史の全貌を伝えるよう求める国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告も無視できない立場だ」と伝えた。韓国も、日本の世界遺産への登録が失敗した場合、韓日関係の溝が深まると予想され、無条件に反対することへのプレッシャーが少なくない。ただし、徴用の「強制性」をどの程度にするかが最終折衝の鍵になるとみえる。

尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は22日、東京で開かれる駐日韓国大使館主催の「韓日国交正常化50周年記念式」に出席するために日本を訪れる。2011年5月以降、朴槿恵(パク・クンヘ)政府発足後、韓国外相の初の訪日だ。尹長官は21日、日本で岸田文雄外相と会談を行う。安倍晋三首相への謁見も推進中だ。駐韓日本大使館の主催でソウルで開かれる記念式には、日韓議員連盟の額賀福志郎会長が安倍首相の特使として訪韓する予定だ。東京で行われる記念式に安倍首相が出席するかどうか協議が行われたが、日本政界の日程のほか、朴槿恵大統領の相応措置(ソウル駐韓日本大使館の記念式出席)が難しくなったことで、実現しなかったという。両国首脳は、双方の行事に祝賀メッセージを送る。



shcho@donga.com