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現代重工業、超大型コンテナ船に「動く船室」を適用

現代重工業、超大型コンテナ船に「動く船室」を適用

Posted June. 12, 2015 07:23,   

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現代(ヒョンデ)重工業が超大型コンテナ船に「動く船室」を取り入れ、船社に年間約27億ウォン(1万9000TEU基準、1TEUは20フィートのコンテナ1個)の収益をさらにもたらす技術の開発に成功した。同社は、世界最大の船級機関であるノルウェー船級協会(DNV GL)から動く船室に対する基本承認を獲得したと明らかにした。

一般的に船室は、船舶のデッキの上に部屋のように固定されている。しかし動く船室は歩道橋のような形をしており、前後方向に計13メートル移動する。クレーンを利用し船室の周辺にまでコンテナを積み込んだ後、歩道橋形状の船室をコンテナの上に移せば、その残りの空間にもコンテナを積載することができる。現代重工業側は「1万9000TEU級の超大型コンテナ船に適用すれば、450個のコンテナをさらに積み込むことができる」とした上で、「この船舶が欧州〜アジア路線を運航する場合、年間約27億ウォン、船舶の平均寿命である25年間で約670億ウォンの追加運賃収益を上げることができる」と説明した。

このデザインは船舶が沈没した場合、船室が船体から分離される設計となっており、安全性も向上させた。現代重工業は「スカイベンチ」という名前を付け、この技術の特許・商標登録を完了した。

同社のユン・ムンギュン造船事業代表(副社長)は、「最近船舶業界が注目する貨物積載量の最大化に応じた創造的な技術」と紹介した。