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東京の南東870キロの北太平洋でM8.5の強震

東京の南東870キロの北太平洋でM8.5の強震

Posted June. 01, 2015 07:16,   

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「エレベーターが自動停止しました。非常階段を利用してください。ガスを使わず、元栓をしめてください」

先月30日午後8時30分頃、東京港区芝浦にある49階建のマンションで、緊迫したアナウンスが流れた。インターファンからは「地震発生、地震発生」という音声ガイダンスが10分間に3、4回流れた。

同日午後8時24分、東京から南東に約870キロ離れた北太平洋地点で、マグにチュード(M)8.5の強い地震が発生した。地震観測を始めた1885年以降、日本周辺で発生した地震では2011年3月の東日本大震災(M9.0)に次ぐ2番目の規模だった。

今回の地震で、沖縄から北海道まで日本列島全体が広範囲に揺れた。特に、東京都心でも震度4の揺れが観測された。釜山(プサン)や蔚山(ウルサン)などでも地盤と建物の揺れが感知され、地震が発生したのではないかという住民の問い合わせが殺到した。

東京の名所の一つである六本木ヒルズ森タワー(地上54階)は、エレベーター5台が停止し、52階のギャラリーで開かれたスター・ウォーズ展を訪れていた観覧客が2時間以上建物の外に出られず、騒ぎとなった。東京と埼玉などでは約600世帯で停電が発生した。東京—新大阪間の新幹線はすべて運転を見合わせ、一斉点検に入った。東京都心の地下鉄も運行を停止した。震源の深さは約590キロで、被害は小さかった。

一方、この約1ヵ月の間、日本では強い地震と火山活動が頻繁に起こっている。先月29日午前、鹿児島県南方の口永良部島の山頂付近で爆発的な噴火が発生し、住民137人が緊急避難した。東京から近い温泉の名所である箱根でも火山活動が活発になっており、小規模な噴火の可能性のため、先月26日から火口周辺への立ち入りが規制されている。日本の気象庁は、東日本大震災の余震が続いていると見ている。