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両替所女性職員の殺害犯をフィリピンから送還

両替所女性職員の殺害犯をフィリピンから送還

Posted May. 14, 2015 07:24,   

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両替所職員を殺害して金を奪った後、フィリピンに逃走したいわば「安養(アンヤン)両替所殺人事件」のキム・ソンゴン(42)容疑者が、8年ぶりに国内に送還された。

法務部は13日、フィリピン司法当局からキム容疑者の身元が引き渡されたと明らかにした。キム容疑者は同日午後5時30分ごろ、仁川(インチョン)空港から送還され、直ちに釜山(ブサン)地方警察庁に移されて、取調べを受けた。

法務部と司法当局によると、キム容疑者とチェ・セヨン容疑者(48)などは、2007年7月京畿安養市飛山洞(キョンギ・アンヤンシ・ビサンドン)のとある両替所で、女性職員を凶器で殺害した後、1億8000万ウォン余りを奪って、フィリピンに逃げた。

フィリピン司法当局は2011年12月、キム容疑者を違法拳銃所持などの容疑で検挙したが、キム被疑者が地元警察官を買収して、12日後に刑務所を脱出した。キム容疑者は6ヵ月が過ぎた後、フィリピン警察に再び検挙され、昨年、フィリピン裁判所で懲役5年の刑が言い渡された。

しかし、キム容疑者の国内送還は、「自国内の刑執行が修了するまでは引渡しを延期できる」という韓フィリピン条約のため、容易ではなかった。特に、安養両替所殺人事件の主犯といわれているチェ容疑者はタイで逮捕され、韓国に臨時に引き渡されたが、犯行の一部を否定しており、キム容疑者の国内送還が急がれた。そのため、法務部の黃𨥉安(ファン・ギョアン)長官が直接、フィリピン当局に親書を送ったり、フィリピンの高官と会ったりして、「臨時引渡し」の要請をした。結局、フィリピン政府は異例にも、形執行が終わる前にキム容疑者の「臨時引渡し」を承認した。



bjk@donga.com