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国内の未記録種、キイロムシクイが黒山島で発見

国内の未記録種、キイロムシクイが黒山島で発見

Posted May. 04, 2015 07:22,   

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国立公園研究院渡り鳥研究センターは3日、「国内未記録種であるキイロムシクイが最近全羅南道新安郡黒山島(チョンラナムド・シナングン・フクサンド)のペナンギミ湿地で発見された」と明らかにした。国内未記録種とは、他国には棲息するが韓国では確認されていない種をいう。

ウグイスとメボソムシクイ属のキイロムシクイは、大きさ10センチほどの小型の鳥類で、これまで主に中国東南部やラオス中部、ベトナム北部で棲息が確認されていた。クォン・ヨンス・センター長は、「今回発見されたキイロムシクイは、暴風雨などの気象悪化で道に迷い、しばらく寄着した可能性もあり、気候の変化にともなう棲息地の拡張で黒山島まで飛んできた可能性もある」と説明した。

気候の変化にともなう棲息地の拡張とは、地球温暖化でキイロムシクイの棲息地が中国東南部やラオス、ベトナムよりも高緯度の韓国まで北上したという意味だ。クォン・センター長は、「今後、黒山島で個体が異なるキイロムシクイがさらに確認されるなら、気候の変化にともなう棲息地の拡張と見ることができる」と付け加えた。