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米ボルティモア暴動、各地で抗議デモ

Posted May. 01, 2015 07:13,   

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米ボルティモアの暴動は29日に3日目を迎え、再び緊張が高まっている。CNNなど、米国メディアは同日午後から、人々が徐々に市内に集まり、大規模な抗議デモを行おうとしていると報じた。駅に集まった数千人の人々は、「黒人の命も重要だ」と書かれたプラカードを持って、市役所に向かって行進した。特にデモ隊は、警察が調査結果を非公開にしたことに反発し、速やかに事件の全貌を公開するよう要求した。

今回の暴動で、韓国系の店舗42ヵ所が放火または略奪被害を受け、3人が負傷したことが分かった。駐米韓国大使館関係者は、「27日以降、さらなる被害はない」とし、「正確な被害規模などを把握し、州や市当局と協議して、できるだけ迅速に補償を受けることができるよう支援する」と述べた。

一方、今回のボルティモア暴動を触発した黒人青年プレディ・グレイさん(25)が、警察に連行される途中、自害行為をしたという証言が出てきた。ワシントンポストは、入手した家宅捜索令状を引用し、「グレイさんと同じ護送車に乗った別の服役者は、グレイさんが体を壁にぶつける音を聞いたと証言した」とし、「その囚人は、グレイさんが故意に自害行為をしたと考えている」と報じた。

グレイさんは先月12日、警察に逮捕された後、1週間後に脊椎損傷で死亡した。警察は、グレイさんが逮捕過程で負傷したのか、警察署に移送される途中に負傷したのか、明らかでないとしている。

ワシントンやニューヨーク、ボストン、シカゴ、ファーガソン、ミネアポリス、クリーブランドなどでは、ボルティモアの事態を受け、デモが起こっている。ニューヨーク・マンハッタンのユニオンスクエアでは、数千人が集まって、司法の正義を求める集会が開かれた。シカゴでは28日夜、シカゴ警察庁の前に市民約400人が集まり、警察の公権力乱用と過剰鎮圧に反対するデモを行った。ボストンでも小規模のデモがあった。

こうした中、カリフォルニア州ロングビーチで、警察が再び無抵抗の10代の青年を銃で殺害し、事件を縮小・隠蔽しようとしたことが明らかになり、物議をかもしている。先月23日、家宅侵入と器物損壊の通報を受けて出動した警官が、現場にいたヒスパニック系の19才の青年に発砲した。当時、警官は、この青年が警官に銃を向けるような行動をしたと主張したが、現場から銃は発見されなかった。



firedy@donga.com