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「植民地支配」や「謝罪」を外した安倍演説

「植民地支配」や「謝罪」を外した安倍演説

Posted April. 23, 2015 07:23,   

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日本の安倍晋三首相は22日、アジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年の首脳会議の演説で、過去の戦争について反省すると明らかにしたが、「謝罪」や「植民地支配」、「侵略」などの重要な表現は全く言及しなかった。

安倍首相は同日、インドネシアのジャカルタで開かれたバンドン会議の演説で、「侵略、または侵略による脅威、武力行使によって他国の領土保全や政治独立を侵害しない」というバンドン会議の原則について言及した後、「日本は先の戦争への深い反省と共に、いかなる時も、(バンドン会議の原則を)守っていく国になることを誓った」とだけ述べた。

安倍首相が今回の演説で、植民地支配についての謝罪や反省を盛り込んだ村山談話や小泉談話などとは距離を置いたことで、今後の韓日関係はさらに冷え込むものと見られる。

安倍首相が「謝罪」などの表現に触れなかったことで、彼が今年8月に発表する「戦後70年の談話」(いわば、安倍談話)にも、このような表現を盛り込まない可能性が高まっている。また、29日と予定されている安倍首相の米上下院議会の合同演説でも、形ばかりの過去史への反省に止まるだろうという指摘が出ている。

読売新聞など日本の主要メディアは22日付けで、安倍談話に「侵略」の表現を入れようとしない安倍首相を批判する社説を軒並み掲載した。マイク・ホンダなど、米連邦下院議員5人は21日(現地時間)、下院本会議場の全体会議の途中、次々と自由発言を求めて、安倍首相が29日、上下院の合同演説で過去史について心から謝罪し、反省することを促した。