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イルグァンコンヨン会長の防衛産業不正関連書類、職員らが予め隠す

イルグァンコンヨン会長の防衛産業不正関連書類、職員らが予め隠す

Posted March. 28, 2015 07:08,   

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防衛事業の不正を巡る政府合同捜査団(合捜団、団長=金基東検事長)は、イルグァンコンヨンのイ・ギュテ会長(66、拘束)の空軍展示展訓練装備(EWTS)納入代金の騙し取り容疑と関連して、証拠隠滅と隠匿の容疑で、キム某氏(27)など、同社の役員や従業員2人に対し、27日拘束令状を請求した。

合捜団は25日、イ会長が長老となっているソウル城北区三仙洞(ソンブクグ・サムソンドン)のA教会3階のイ会長の個人執務室に対し、家宅捜索を行った。合捜団は最近、イ会長や周辺人物について取調べを行っているが、A教会の建物の中に秘密場所があるという供述を受けて家宅捜索に乗り出し、「秘密部屋」を見つけて資金洗浄に関する一部の書類を押収したという。この過程で、キム容疑者などが経理帳簿や事業計画書など、EWTS事業の重要書類やコンピューターファイルをこっそり持ち出した痕跡を見つけ、現場で逮捕した。

A教会は、イ会長の最側近であり今回の事件で一緒に拘束されたイルグァングループ系列会社「ソルブレーン」の役員・チョ某氏(49)の実兄が担任牧師を務めている。イルグァンコンヨンの裏資金洗浄の窓口という疑惑が持たれているA教会は2009年、経済協力借金の代わりにロシア兵器を受け取った「ブルゴム事業」の過程においてもイ会長の手数料洗浄窓口として利用されたことがある。

イ会長はトルコ軍需メーカー「ハベルサン」から空軍EWTSの納入を受ける契約を仲介し、防衛事業庁を騙して、研究開発費の名目で500億ウォンほどをさらに受け取った容疑で拘束収監されている。



journari@donga.com