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北朝鮮軍部、「天安艦事件はねつ造」と主張

北朝鮮軍部、「天安艦事件はねつ造」と主張

Posted March. 26, 2015 07:31,   

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北朝鮮軍の板門店(パンムンジョム)代表部は、哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没5年目の前日である25日、「天安艦沈没事件は、徹頭徹尾、米国の緻密な政治・軍事的な利害計算から考案され実行された謀略劇、ねつ造劇だ」と主張した。板門店代表部は「告発状」を出し、天安艦沈没の直前、戦時作戦統制権(戦作権)返還問題などで北東アジア地域からの撤収を迫られた米国が安全保障の不安を高め、局面を打開しようとして天安艦事件をねつ造したと強調した。

告発状は、天安艦事件に関する韓国社会の一部の研究結果やメディア報道、映画「天安艦プロジェクト」まで引用して、天安艦が米軍の潜水艦と衝突した可能性が高いという陰謀説を提起した。天安艦事件後、大規模な韓米合同軍事演習や戦作権返還の延期、北朝鮮制裁の強化などが進められたとし、2010年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃も米国のせいにした。米国が、天安艦沈没事件の真相究明も意図的に妨害したと非難した。

政府関係者は、「従来の主張の繰り返しだが、北朝鮮軍が直接、米国を非難することは前例のない特異な形だ」とし、「米朝、南北関係が冷却期の状況で、北朝鮮側がより強く形で威嚇の水位を高めようとしている」と述べた。