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白翎島など多連装ロケット砲、新型に交換へ

白翎島など多連装ロケット砲、新型に交換へ

Posted March. 25, 2015 07:25,   

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軍当局が、 白翎(ペクリョン)島など西北島嶼(とうしょ)に配備された九龍(クリョン)多連装ロケット砲(MLRS)を射程が長く破壊力が大きな次期多連装ロケット砲に交替することを決めた。西北島嶼防衛司令部が、ますます高まる北朝鮮の長射程砲の脅威に対抗して、砲兵戦力の増強を要請したことによる措置だ。(東亜日報24日付A1・5面参照)

昨年末に開発が終わった次期MLRSは、今年の下半期から陸軍前方部隊に実戦配備される計画だ。軍関係者は、「白翎島と延坪島(ヨンピョンド)には来年から配備されるだろう」と明らかにした。

現在、白翎島と延坪島に配備された九龍とK9自走砲の最大射程は、それぞれ36キロメートルと40キロメートル。黄海道(ファンヘド)内陸地域に配備された北朝鮮軍の170ミリ自走砲と240ミリ放射砲よりも射程が短く、即時の報復攻撃はできない。北朝鮮軍の長射程砲の最大射程は、54〜65キロメートルとされる。

次期MLRSの最大射程は80キロメートルで、砲弾口径も239ミリ。九龍(130ミリ)より射程が2倍以上長く、破壊力も大きい。全地球測位システム(GPS)と航法誘導装置が搭載された砲弾の攻撃能力は、従来のロケット砲よりも優れている。西北島嶼防衛司令部関係者は、「次期MLRSが西北島嶼に配備されれば、北朝鮮に対する砲兵戦力の劣勢を挽回できる」と話した。