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サウジにセブランス女性がんセンター建設へ

サウジにセブランス女性がんセンター建設へ

Posted March. 05, 2015 07:22,   

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早ければ来年中、サウジアラビア首都・リヤドに、延世(ヨンセ)大学セブランス病院の「女性がんセンター」が設立される。また韓国企業に特化した製薬団地が造成される予定のスダイル地域には、JWホールディングスの輸液製剤の生産工場が建設される。

保健福祉部は3日(現地時間)、サウジ政府や複数の民間医療機関とこのような内容を盛り込んだ保健医療協力事業を進めることに合意したと、4日明らかにした。朴槿恵(パク・クンへ)大統領の中東歴訪を機に、病院や製薬分野を中心にサウジとの保健医療部門での協力が本格化する。

セブランス病院が地元のパートナー会社・IBVと交わした協力協約(Cooperative Agreement)によると、女性がんセンターは150ベッド規模で建設される予定だ。また、IBVが、米メイヨークリニック・がんセンターと共に構築している「メイヨー女性がん検診センター」と連携して運営される。メイヨー検診センターでがんの診断を受けた患者の治療を、セブランス病院がんセンターが担当することになる。

セブランス病院のイ・インピョ国際チーム長は、「近いうち、正式契約を交わすための具体的な協議に入る予定だ」とし、「がんセンターの完成前に、サウジの地元患者らを新村(シンチョン)セブランス病院で治療することも検討している」と話した。

また、JWホールディングスが地元の製薬会社SPCと交わした覚書(MOU)によると、輸液製剤生産工場の建設には、計1億5000万ドル(約1645億ウォン)が投入され、中東や北アフリカ輸液製剤市場への供給製品を生産する計画だ。そのほか、JWホールディングスとBCワールド製薬は今後5年間、約550億ウォンの医薬品輸出契約を交わした。

しかし、民間部門の成果とは異なり、韓国とサウジ政府との保健医療協力関連の成果は目立っていない。両国は、保健部門の閣僚会談で、△韓国型医療機関の委託運営システムの輸出、△韓国型健康保険制度や審査評価システム関連知識の共有、△医療関係者への教育訓練拡大、△先進的医療技術関連研究開発(R&D)の推進などを通じて協力を拡大していくというレベルの原論的議論に止まったためだ。

2日(現地時間)、クウェートとの「保健医療を巡る協力に関する包括的MOU」を交わしたこととも比較される。