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朴大統領がサウジ国王と首脳会談、スマート原発輸出でMOU締結

朴大統領がサウジ国王と首脳会談、スマート原発輸出でMOU締結

Posted March. 04, 2015 07:16,   

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大型原子力発電所の10分の1の規模である10万KW級の中小型原発がサウジアラビアに輸出される。これは韓国原子力研究院が1997年から2012年まで3353億ウォンを投じて開発した中小型原発で、輸出するのは初めて。また、朴槿恵(パク・クンヘ)政府の代表的な経済活性化政策である「創造経済革新センター」のシステムをサウジに伝授する契約も締結した。

朴大統領は3日、サウジアラビアのサルマン国王との首脳会談の直後、このような内容を盛り込んだ了解覚書(MOU)を結んだ。電気の生産や海水の淡水化など多目的に活用できる中小型原発は、冷却水の代わりに空気でも原子炉の冷却が可能で、内陸地域でも建設が容易だ。そのため原子力研究院はこの中小型原発を「スマート原発」と名づけた。韓国型スマート原発は、中小型原発の分野で米国など先進国より5年ほど技術的に進んでいると評価されている。

サウジは、2040年までに約18GW規模の原発を建設する予定であり、早ければ来年にも中小型原発の発注が行われる見通しだ。現在、両国は中小型原発を少なくとも2基以上建設する予定だ。受注額は20億ドル(約2兆ウォン)にのぼるものとみえる。また、SKテレコムは同日、サウジ国営通信社のサウジテレコム(STC)と創造経済革新センターの協力MOUを締結した。大企業や政府、ベンチャー企業、研究機関の協力モデルをサウジに伝授する計画だ。