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大統領府秘書官・洪容杓氏が統一長官に、朴大統領が4閣僚人事

大統領府秘書官・洪容杓氏が統一長官に、朴大統領が4閣僚人事

Posted February. 18, 2015 06:43,   

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17日の内閣改造の驚きのカードは、洪容杓(ホン・ヨンピョ)大統領統一秘書官の統一部長官内定だ。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が、大統領府の要人を統一部の首長にして膠着した南北関係を突破する考えを表わしたとみえる。

洪氏は昨年、大統領直属の統一準備委員会発足時に、委員の選定など核心的な役割を果たし、鄭鍾旭(チョン・ジョンウク)統一準備委民間副委員長と統一準備委の事業に携わってきた。統一準備委を中心に南北民間交流を推進したい朴大統領が、統一準備委にさらに力を与えた格好だ。

洪氏は、昨年2月の南北高官級接触では会談の代表だった。昨年10月に北朝鮮の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長の訪れた際も昼食会に参加し、現政権発足後に行われた2度の南北高官級会談に出席した。北朝鮮が大統領府との直接対話を望んだ点も考慮したとみえる。

洪氏は、2010年に朴大統領のシンクタンク・国家未来研究院に加わり、大統領選挙陣営で韓半島信頼プロセスを立案した崔大錫(チェ・テソク)梨花(イファ)女子大学教授とともに北朝鮮政策の立案に深く関与した。洪氏は、韓半島信頼プロセスへの理解が深く、北朝鮮政策に対する朴大統領の考えを最もよく知る人物だ。大統領選挙陣営では、週に2回開かれた外交統一推進団会議で総務を務め、議論された政策資料をすべて整理して保管してきた北朝鮮政策の「ブレーン」だ。洪氏は、南北対話や交流協力など接触による北朝鮮の変化を強調してきた。

朴大統領が外交安保分野では陣営の時から歩調を合わせた人を好むことが再び証明されたわけだ。尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官も国家未来研究院と大統領選挙陣営出身であり、李丙鏻(イ・ビョンギ)国家情報院長も大統領選挙陣営に参加していた。

洪氏は51歳。国家安全保障会議(NSC)常任委員の中で最年少者だ。2013年1月に政権引継ぎ委員会に課長級である実務委員として参加し、その後1級の統一秘書官に抜擢され、今回長官に内定となる超高速昇進だ。人事聴聞会を通過すれば、秘書官時代の上官である朱鐵基(チュ・チョルキ)大統領外交安保首席秘書官(次官級)より級が高くなる。昨年の内閣改造の時にも統一部長官候補として名前が挙がったが、今回退く徐昇換(ソ・スンファン)国土交通部長官の義弟なので、内閣に一緒にいるのは不適切だという指摘が出ていたという。