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米国の主要博物館、自撮り棒の持ち込みを禁止

米国の主要博物館、自撮り棒の持ち込みを禁止

Posted February. 17, 2015 07:08,   

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旅行客の必須アイテムの一つとして定着した「自撮り棒(Selfie Stick)」が、米国の博物館で試練を迎えた。

ニューヨークタイムズは15日、「ワシントンのナショナル・ギャラリー、ハーシュホーン博物館と彫刻の庭、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ヒューストン美術館などで、自撮り棒が持ち込み禁止品目に含まれた」とし、「このような措置は引き続き拡大する兆しを見せている」と報道した。米国の主要都市で計19の博物館を運営する、世界最大の博物館財団「スミソニアン」側は、「当財団が運営する全ての博物館で、自撮り棒の持ち込みを全面禁止する方針を推めている」と明らかにした。

このような動きは、他の入場者への迷惑、展示品の破損、撮影者の安全事故などが発生しかねないという懸念によるものだ。メトロポリタン博物館の最高デジタル責任者(CDO)は、「自分の腕の長さの3倍にもなる自撮り棒は、他の入場者の個人空間も侵すことになる」と話した。ナショナル・ギャラリーの広報責任者は、「展示品を(自撮り棒から)守るため、全部保護ガラスの中に入れるわけには行かない」と話した。

入場者の反応は、「各自注意すればいいだけのことなのに、行き過ぎた規制だ」という反発と、「当たり前の措置だ。自撮り棒のために怪我する恐れもある」という賛同の意見が拮抗していると同紙は伝えた。