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「膝の手術は必要ない」 スケート代表コーチ、李相花の復活に自信

「膝の手術は必要ない」 スケート代表コーチ、李相花の復活に自信

Posted February. 17, 2015 07:08,   

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「氷速女帝」李相花(イ・サンファ、26)の左膝負傷が焦眉の関心事となっている中、韓国代表率いるエリック・バウマンコーチ(42=オランダ・写真)は「手術は必要ないだろう」と楽観的な見解を示した。

バウマンコーチは16日、オランダ・ヘーレンフェインで閉幕した2015国際スケート連盟(ISU)の種目別スピードスケート選手権の後に応じたインタビューで「李相花の不振は、もともと抱えていた膝に披露が重なったためだ。良い選手なので手術をしなくても、すぐ再び世界の頂点に立つだろう」と話した。

李相花は前日の15日、スピードスケート女子500メートルで5位に入り、2008年以来7年ぶりにメダル獲得に失敗した。1週間前に開かれたスピードスケート・ワールドカップ第6戦の1回目のレースでも5位に留まった。このため、リハビリで耐えてきた左膝負傷が悪化したのではないかとの見方が強まった。3年後に迫っている平昌(ピョンチャン)五輪に向けて手術が避けられないとの見解も少なくない。

だが昨年7月から韓国代表を指導しているバウマンコーチは、「平昌五輪までも手術なしでうまく滑られると思う。手術というリスクを買う理由はない」と言い切った。

李相花は、2010年のバンクーバー五輪で金メダルを獲得した直後、医療スタッフから手術は避けられないとの診断を受けた。左膝の軟骨が磨り減り水がたまる症状が続いたからだ。だが李相花は手術の代わりにリハビリを選び、昨年のソチ五輪で2連覇に成功した。

李相花のメンターで、五輪に6回も出場した李奎爀(イ・ギュヒョク)SBS解説委員も同じような意見だ。李奎爀氏は「手術は危ないと思う。ソチ五輪前も手術の話が持ち上がったとき、私はしちゃ駄目だと止めた。平昌五輪まで丹念に補強トレーニングをしながら負傷を抱えたままでいた方が良さそうだ」と話した。

一方、16日に行われたマススタートでは李承勲(イ・スンフン)が12位で入り、韓国勢が今大会で獲得したメダルは男子追い抜きでの銅メダルが全てだ。2008年以降続いた同大会での金メダル行進も止まった。

これに対してバウマンコーチは「五輪が終わった直後のシーズンなので選手たちの練習が予想より遅れた。監督が入れ替わって新しい練習などへの適応などで疲労度が大きかったようだ。来シーズンからは、再び調子を上げるだろう」と話した。オランダのジュニア代表を指導した経験のあるバウマンコーチは、短期間高強度の練習をさせては十分な休憩を与える方式を使ってきた。丹念に練習することに重点を置いていた以前とは違う方式だ。

バウマンコーチは、今後代表チームの練習方式と運営に変化を与えたい意向も明かした。彼は「来シーズンが始まるまで、私が持っている多様な知識と練習方式を韓国チームに適用するために努めたい」と言い、「韓国選手たちは下半身中心のトレーニングを多くしてきた。これからは上半身など体全体のエネルギーを使えるようにするメニューを練っている」と話した。