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「お金より家族」 次々と渡米する欧州のサッカースターたち

「お金より家族」 次々と渡米する欧州のサッカースターたち

Posted January. 05, 2015 07:17,   

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サッカー元韓国代表監督の洪明甫(ホン・ミョンボ)氏と李栄杓(イ・ヨンピョ)KBS解説委員、そしてイングランドの元スター、デービッド・ベッカムとロビー・キーン(以上ロサンゼルス・ギャラクシー)。

いずれも米国のメジャー・リーグ・サッカー(MLB)で選手生活を締めくくったサッカーのスター選手たちだ。

この名簿にプレミアリーグ・リバプールの「永遠なキャプテン」スティーブン・ジェラード(35)も名を連ねた。米国のスポーツ専門チャンネルESPNは4日、ジェラードがギャラクシーと600万ドル(約66億ウォン)で契約するだろうと報じた。

サッカーのスター選手たちが次々と米国を現役の終着点として選んでいるのは、「家族と過ごせる生活」が最大の理由だ。ジェラードは、「妻と3人娘との幸せが先だ。家族は、自分がリバープールを離れることに多少ショックを受けたが、家族の幸せのためには変化が必要だ」と話した。彼は「正直、リバープールでは主力としてプレーできるチャンスが多くないのも理由だ」と加えた。イングランドではサッカー以外のことは考えられないが、リーグ自体が欧州に比べて緩い米国では、主力として活躍しながら家族団らんの時間を過ごすことも可能だと見込んでの決定なのだ。

引退後の進路開拓も一つの理由になっている。李栄杓と契約を結んでいるスポーツマーケティング会社「ジセン」のキム・ドングク社長は、「李栄杓は球団運営などスポーツマーケティングを勉強するためにMLSを選んだ」と打ち明けた。2011年当時、サウジアラビアの球団は、李栄杓に白紙の小切手を提示して誘ったが、李栄杓は金よりは家族と個人の未来のためにカナダのバンクーバー・ホワイトキャップスを選択した。「永遠のリベロ」洪明甫氏も、2002年韓日W杯の4強神話を達成したあと、家族と個人の勉強のためにMLSのギャラクシーで選手生活を終えた。

ジェラードはMLS市場にも興味が大きかったという。リーグの水準は欧州に比べて大きく落ちるが、巨大資本を利用してイングランドの名門チームを所有し、ベッカムなど欧州の有名スターを獲得して恐ろしい勢いで市場を拡大させているMLSから未来を見出そうというものだ。リバープールのオーナーは、MLSのボストンを所有しているジョン・ヘンリーだ。EPLとMLSが密接につながっているのだ。ベッカムもギャラクシーで現役として活躍する傍ら、多様なビジネスを手がけた。キーンも2011年にEPLのトッテナムを離れ、MLSで選手生活を締めくくったる。