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2015年から中・高等学校への「5月入学」が可能に

2015年から中・高等学校への「5月入学」が可能に

Posted December. 31, 2014 04:23,   

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来年から中・高等学校の入学制限期間が廃止され、5月まで新入学が可能になる。また高校の場合、引っ越さなくても居住地以外の地域の学校に編入学できる。教育部は、小中高校で規制緩和への要請の多い項目を改善した施行令が30日に閣僚会議で成立し、今後各学校に適用されると明らかにした。

現在、中・高等学校は新学年が始まって30日経つと、入学できなくなっている。このため、病気になったり、海外から帰国したりして入学の時期を逃してしまうと、同じ年齢の他の子どもより1年遅れて入学せざるを得ないという問題があった。これを受け、教育部は、教育課程の履修に支障を来たさないことを前提に、編入学・再入学と同じように、新入学も随時行えるよう規定を見直した。ただ、教育課程を履修するためには、全体教育課程の3分の2以上を修了しなければならないため、現実的には5月初〜中旬まで入学できるものと見られる。

また、高校の場合、現在は転校と編入学いずれも居住地を移転しなければ申請できないことになっているが、今後は居住地を移転しなくても編入学ができるようになる。

例えば、ソウルで高校に通い、外国の高校に転校した後、京畿道(キョンギド)に配置換えになった親と一緒に帰国する場合、現行の制度ではソウル地域の高校に一応編入学した後、再び京畿道の高校に転校しなければならない。しかし、これからはそのまま京畿道の高校に編入学できるようになる。ソウル江北(カンブク)地域の高校に通っていたが、途中で学業を中断した生徒が、江南(カンナム)地域の高校に編入学することも可能になる。ただ、編入学の許可条件は市・道によって少しずつ違うため、各市・道教育庁は来年2月まで転校・編入学の細部規定を整備しなければならない。

海外で小中高校に通って韓国に帰国する場合、現行の制度では海外で正式教育課程を履修した場合に限って国内でも学歴が認められるが、今後は海外で韓国の検定考試(日本の卒業認定試験に当る)のような方式で学歴を認定された場合も、国内の学校に戻ることができるように条件が緩和される。

高校入学に関する規制も大幅に緩和される見通しだ。これまでは特性化中学校を卒業した場合、居住地の高校1校だけを受験することができたが、今後は居住地、または中学校所在地の高校1校を受験することができる。

特性化高校の特別入試を受験した生徒が不合格になった場合、特性化高校の一般入試に再受験できる規定も新設された。

この他、検定考試と関連して、入学資格という表現が紛らわしいとの指摘を受け、来年2月から卒業資格へ名前を変更する。例えば、現行の「中学校入学資格検定考試」は、「小学校卒業学歴検定考試」に名前が変わることになる。