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盛り上がりに欠けるクリスマス、10人中6人が「楽しみにしていない」

盛り上がりに欠けるクリスマス、10人中6人が「楽しみにしていない」

Posted December. 20, 2014 07:43,   

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クリスマスを迎える人々の考え方はどのように変わってきているのだろうか。調査によると、景気低迷や陰鬱な社会的雰囲気などにより、クリスマスを「楽しまない」人が増えていることが浮き彫りになった。

東亜(トンア)日報と市場調査専門会社「マクロミルエムブレイン」は15日、調査プログラム「サーベイ24」を利用して、消費者1000人(男性511人、女性489人)を対象に、クリスマスに対する意識調査を行った。その結果、過半数の10人中6人(60.1%)が、「以前に比べ、今年のクリスマスは楽しみにしていない」と答えた。

クリスマスに対する「否定的」な態度は他の回答からもうかがえた。今年のクリスマス計画を聞く質問では、「まだ計画はない」という回答が全体の36.2%と、最も高かった。「両親や家族と食事をする」(30.8%)、「恋人とデートする」(10.9%)、「教会での働きに参加する」(9.7%)という回答がその後を次いだ。

また、「今年のクリスマスには知合いや家族と何を交換する予定ですか」という質問に対し、「お互いに何も交換しない」(46.2%)という回答が、「食事」(34.2%)、「プレゼント」(17.9%)を抜いて、1位になった。

「今年のクリスマスを楽しみにしていない」と答えた601人にその理由を聞くと、10人中4人が、「経済的に余裕がないか、または(他の人に比べ)相対的剥奪を感じているから」と答えた。「陰鬱な社会的雰囲気のため楽しくない」(21.1%)という回答がその後を次いだ。「クリスマスを楽しむ余裕がないほど忙しい」と答えた人も全体の11.1%に上った。

クリスマスに対する関心は、ネット上でも低くなりつつある。19日、SKプラネット広告部門がここ3年間(11月第1週〜12月第1週)オンラインニュース、ブログ、コミュニティ、掲示板などに掲載された書き込み(計204万6317件)を調査した結果、クリスマス関連の単語に触れたのは、12年の3万8221件から今年は1万4636件と、約61.7%減少していることがわかった。

一方、クリスマスと関連してネットユーザーが頻繁に言及したのは、「イベント」(7126件)、「プレゼント」(4689件)のような定番の単語の他、「連休」(4671件)、「済州道(チェジュド)」(4637件)、「航空券」(4437件)など旅行関連単語が上位にランクインした。SKプラネット広告部門のソ・ヒョンジュ・チーム長は、「社会的な疲労感により、クリスマスムードが盛り上がらない中、旅行で紛らそうとする気持ちがうかがえる」と説明した。