Go to contents

ソン・キム氏、「北朝鮮の非核化の確信なく交渉に戻れば失敗する」

ソン・キム氏、「北朝鮮の非核化の確信なく交渉に戻れば失敗する」

Posted December. 06, 2014 08:54,   

한국어

米国務省で北朝鮮問題を担当するソン・キム特別代表は5日、6者協議の再開について、「いかなる会談でも会談を始めるには北朝鮮が非核化への意思を明確にしなければならない」と述べた。キム氏は、「北朝鮮が非核化のための真摯な態度で交渉に臨むという確信なく(北朝鮮を除く5ヵ国が)急いで交渉に戻ると失敗する」と強調した。「完全で検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」でなければならないという従来の立場も再確認した。

キム氏は同日、ソウル鍾路区都染洞(チョンノク・トリョムドン)の外交部庁舎で、外交部の黄浚局(ファン・ジュングク)韓半島平和交渉本部長(6者協議韓国首席代表)と会談した後、記者団に対して、「米国は真摯な協議の意志を何度も明確にしたが、北朝鮮は非核化に関心を示さなかった」としてこのように述べた。韓米の北朝鮮核問題の責任者が会ったのは、先月に北朝鮮の崔竜海(チェ・リョンヘ)特使のロシア訪問後初めて。キム氏の発言も、北朝鮮とロシアが「6者協議再開に前提条件があってはならない」と主張したことに対する反応とみえる。黄本部長は1〜3日にロシアを訪れ、朝ロ合意の背景と意味を把握して帰国した。シンガポールで開催予定の米朝の専門家たちによる1.5トラック(半官半民)会議については、「米国政府は会議の開催に関与していない。同様の会議が多く特別な意味づけはしない」と述べた。

今年10月まで駐韓米国大使を務めたキム氏は、現在、米国務副次官補(東アジア・太平洋担当)も兼ねている。8日には日本を訪れ、北朝鮮の核問題をはじめ日韓関係や日朝の日本人拉致被害者交渉、日米防衛協力指針(ガイドライン)改正問題について協議する予定だ。中国には10日に訪問し12日に帰国する。