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「党副部長、金汝貞」 女性白頭の血統を全面に

「党副部長、金汝貞」 女性白頭の血統を全面に

Posted November. 28, 2014 03:00,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の妹、金汝貞(キム・ヨジョン)氏の公式の肩書が党副部長であることが27日、確認された。

朝鮮中央通信は同日、金第1書記が4・26漫画映画撮影所を現地指導したと報じ、随行した汝貞氏を「労働党中央委員会副部長」と呼んだ。北朝鮮メディアが汝貞氏の肩書を明らかにしたのは初めて。兄の金正日(キム・ジョンイル)、甥の金第1書記のアドバイザーとして活動した「女性白頭(ペクトゥ)血統」金敬姫(キム・ギョンヒ)氏の空白を汝貞氏が埋めることを事実上、公式化したわけだ。金敬姫氏は、昨年末、夫の張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清後、平壌(ピョンヤン)某所で暮らしているという。金敬姫氏の健康があまり良くないとされ、「死亡説」まで流れたこともある。

汝貞氏の所属部署は公表されていないが、専門家たちは、同行した人々が労働党宣伝煽動部の幹部であることから、同じ部署である可能性が高いと推測している。しかし、汝貞氏の名前が北朝鮮メディアに公式に初めて登場した今年3月、最高人民会議の代議員選挙で同行した人物が皆組織関連部署の人物であったことから、汝貞氏が組織指導部の副部長を務めている可能性もある。

汝貞氏は、金第1書記に率直に話ができる唯一の人物だ。快活な性格で、日本人拉致被害者に関する政策にも深く関与しているという話もある。韓国人拉致被害者家族会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表は、「汝貞氏は、日本人拉致被害者・横田めぐみさんの娘のキム・ウンギョンさんと日本の祖父母との今年のはじめモンゴルでの面会を水面下で調整した人物として、関連政策にも深く関与している」と話した。